▼臨静

存在が消えていくような、感覚に近い。彼が彼でなくなるだなんてそんな事があるわけないなどとポエマーな若者も驚くような思考に陥り、彼を見る。以前では軽々と持ち上げていた自販機を、酷く重そうに投げつけた。/だんだんあなたじゃなくなるの(それでもあなたにはかわりない)