1301-1310
鬱金香の花束を (鬱金香=うっこんこう)
あなたはダリア
君のアイリス色の髪に口付けを
机上にはホワイトリリー (いじめとか最低)
薔薇の花束とラブレター
猿捕茨の魔法 (元気になぁれ)
別れある場所に実葛あり
グロッサムの花飾り
死人に梔子 (幸せを運ぶ者)
溢れるカンパニュラ

1311-1320
アザレアに満たされて
二輪菖蒲 (吉報と消息)
私が落としたエンゼルランプのピアスの行方
ケサランパサランの幸福
胸元の青い薔薇
棘があっても触れたい
この花を贈る意味 (あなたの死がみたいの)
百合の咲く墓
露滴る静かな花
紫陽花の仄かな香り

1321-1330
私はウィッチウィード
寄生するものを探しましょう
君が現れるまで待つわ
視界に映る君を吸い取るの
嗚呼、君の代わりに私は咲こう
桃色の花を髪飾りにして
まるで魔法のように
歪んだ叫び声の中
私は愛らしく笑うの
ただ君は渇れ果てた姿をしていた

1331-1340
赤い指と絲
くり貫かれたエメラルドの宝石 (盲目彼女の命令)
誘惑の赤いルージュ
星が瞬く空の下、君にキスをする
こんな時間にどちらまで?
お嬢さんお手をどうぞ
たらりらたらりら
サイダーシャワー
左目の呪い (死んだ者が見える)
呪いの言葉をいくつも並べた本

1341-1350
みんな嘘つきなんでしょう
周りにはたくさんの光る目玉
やだやだやめて (そんな目で見ないで)
誰も知らない秘密の会議 (放課後16時に集合)
私のこと好きって言ったじゃない
全部嘘だって言うの
仕方ないわね殺すわ
時が満ちた星粒の橋の上で (お会いしたかった)
この雨は私たちの涙
どうか神様、雨は明日にして (催涙雨は悲しい)

1351-1360
サギソウと眠る
あなたの夢を見る (あなたは微笑んでいた)
黒い恋の終わり (コスモスが揺れる)
猛毒の復讐
あなたは私に死を与えた
トリカブトの髪飾り (人間嫌いの標)
死も恐れぬ貴方への愛
貴方が私の死を望むなら
私は喜んで死にましょう
貴方は私の命取りだから

1361-1370
悲しんでいるときのあなたが好き
竜胆は私の花
貴方は私に淋しい愛情をくれる
好きよ好き、あなたが好き
貴方の悲しみに寄り添いたい
私を忘れないで (記憶に刻む)
悪意のある根拠のない噂
もう一度愛してほしい
あの頃の思い出を胸に抱いて
悲しみの花嫁と呼ばないで

1371-1380
僕の名付け親は死神だった
死神は僕に知識を与えた
助けられる病人は一人だけ
足元と枕元どちらに立とうか (坊やの表情が歪む)
私を利用し這い上がる
この魂は私のものだ
二度目はないぞ坊や (死神は怒鳴った)
忠告を無視した少年
弱々しく揺れる炎
死神は厭らしく笑う (ろうそくの火は消えた)

1381-1390
傷だらけの足に触れた
この靴は私の大切なもの (赤くて美しい)
葬儀は白くて冷たいものだった (涙は出ない)
純白のワンピースと鮮血の靴
死の舞踏会
吸い付いた赤の呪い
足を振れ頭を振れ (止まるな止まるな踊れ踊れ)
首斬り屋は斧を振り下ろす
少女の靴は踊り続けた
天使の言葉に涙する (嗚呼、赦された)

1391-1400
三つ葉のクローバーでいいの (それは幸福という意味だから)
白詰草の冠 (復讐心に火がついた)
クルクマリング (貴方の姿に酔いしれる)
満ち欠け月光の淡いベール
甘い雲の上で私は君を見つめる
夢の中で私を呼ぶ声
夢物語と笑われたとしても
か細い声で小鳥は鳴いた
星屑のシャワー (きらきら瞬いて)
流れ星のサワー (しゅわしゅわ溢れて)

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