501-510
空が溢した白い雪
愛しき君は九十九神
好きじゃないのなら (なんだっていうの)
明るい年が来るようにと
願うばかりで私は弱い
叫べば君に届くと思って
一束の黒髪に口付けを落とす
好きならそう言ってよ (大嫌い)
赤の糸が切れる頃
365日の思い出
511-520
愛さなくていいから
この淀んだ空気に犯されませう
バーテンダーにキスをして
道行く先を塞ぐものは蹴散らすべし
ブリーチして痛んだ髪
君に期待なんてしてないから
口を塞いでも (君に知られてしまった)
金の糸を手繰りよせれば君は笑う
冷たい頬に手を這わせれば
花の咲かない島
521-530
鈴木くん、ノート見せて
田中くん、それ私のだよ
澤田くん、放課後ヒマ？
三上くん、手紙読んでくれた？
濱崎くん、ちょっと遠慮してよ
雪城くん、やんちゃしすぎ
渡部くん、彼女いるでしょ
兼田くん、ふざけてるの？
近藤くん、いい加減にして
山田くん、あんたそれ似合わない
531-540
蝋燭人形の最後のとき
娘に興味がなくなったお母様
金魚鉢とビー玉
さりげないその仕草に胸がはち切れそう
君の言葉を打ち消して奪ってみせよう
この木の下でまた会える日まで
桃色の花が咲く頃に
あなた本当に悪役なの？
あの海の香りを私は忘れてしまった
言葉なんて不必要な関係に嫌気がさした
541-550
日曜日、事件の予感
月曜日、都内で銃撃戦
火曜日、心の盗難届
水曜日、水死体発見
木曜日、無差別テロ
金曜日、娯楽施設にて
土曜日、休日返上捜査
一週間、お疲れさま
一ヶ月、犯行予告来ました
十二ヶ月、ありがとう
551-560
親なんていつの間にかいなくなってるものよ
チョコレイト味の甘いキス
さよなら世界 (ただいま悪夢)
今日も晴天で嫌になる
大好物はスパゲティ
君はいつもいい香りがする
ピンクヘアー・フェチ
我慢できそうにない
赤い果実に毒と嘘
黒い夜空に声と祈り
561-570
甘い甘い恋の魔法 (もっとかけて)
生クリームのお風呂
甘酸っぱい苺のアクセサリー
ブルーベリーソースのネイル
レモネードの髪とキス
ブルーハワイの瞳に恋をして
ブラッドオレンジの香水
ココナッツミルクの素肌
キウイピアス
ハニーミント・ラヴ
571-580
赤い箱に想いを込めて
お口二つ、足一本
冷たい君に挨拶する人はいない
赤い顔は酔ってるせい？
恥ずかしがり屋な貴方は正直な人
愛しい人に私の日々を届けて
もうすぐ台風が来るらしいですよ
雨の日ぐらい雨宿りしなさい
貴方と仲良しなあの人が羨ましい
郵便屋さんは仲良しさん
581-590
お揃いの手袋 (ずっと手を握っていて)
生まれたばかりの姿を慈しんで
聞かれたくない独り言
リトルテディベアソング (小さい君への歌)
ミルクティーのように溶け合って
月蝕バタフライ
無視するなんて酷いじゃない
刹那少女
飴玉世界の舞踏会
美しい以上の言葉
591-600
衰退して消えたもの
千切れた片足 (早く縫い付けて)
ヘッドホンから漏れるリズム
ヒップホップディスコ
棒っきれで変わる未来
闇に溶ける魔女
この大空に手を伸ばして
暗証番号0000
0から10までの言葉
触らないでなんて本当は嘘で