満足同盟期でクロウと鬼柳


*



「なあお前なんでそうしょっちゅう寝てんの?」

寝起きでクロウにそう言われ、鬼柳は目元を擦りながら首を傾げる。寝慣れた自分のソファは中の綿の量を調整してあり、寝心地が最高だと以前に鬼柳は言っていた。

「そりゃ徹夜してっからだよ」

「徹夜?」

「そう。情報集めは暗い夜が一番なんだよ。密かに行動出来るからな」

鬼柳はにこやかに言い、ソファに寝たまま窓から外を見る。太陽がてっぺんにあるのを確認して、ソファ上で寝返りを打った。

「だーかーらーおれはーはねるっ」

「……おやすみ」

「うんー」

身じろぎ、鬼柳はそのまますうすうと眠りに付いた。



 

小説置場へ
サイトトップへ


 
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -