INFINITY | ナノ



東京ドーム


『そういえば今日ね、朝すばママからメールあってん』

「今すばるん家に居るんやろ?」

「今現在は何してるかわからんけど居る。なんて?」

『今すばるの家に来てます。名前ちゃんにお暇があればご飯でもどうですか?て』

「「「「「あははははは」」」」」

「すばる知らんかったん?」

「全く知らん!」

『私すばママが居る間休みないから昼間は無理なんやけど、ライブ終わった後ならすばると一緒にどうですか?って送ったら来たよ』

「何て?」

『承知しましたって』

「「「「「あははははは!」」」」」

『私家でお腹抱えて笑ったよ。ほんまに来るんやと思て』

「来るよ」

『それでな、年明けは何してますか?って来て』

「あはははは!」

「毎年亮ん家行くもんな」

『そう、ウチのおとんとおかん日本に居らんから年明け仕事がないときは錦戸家でお世話になってるんです』

「律希くんも一緒に行くもんな」

「今日律希観に来てんねやろ?」

『うん、来てる!兄貴もそう。やから、多分錦戸家に居てますよって返してんやんか、そしたら来たよ』

「まさか?」

「まさか?」

「まさか?」

『承知しました』

「「「「「あははははは」」」」」

「おかんハマりすぎや」

「昨日そんな話しててん。名前ちゃん毎年どうしてるん?1人やったらウチ来たらええのになって言うから亮ん家毎年行ってるから今年も行くんやろって話しててん」

『まだ亮ママに連絡してへんからわからんけど』

「連絡せんでも数に入ってるでもう」

『そうなん?』

「今年は集まる人数がちょっと多いから律希くんと名前ちゃん亮の部屋でええかな?って電話あった」

『ならすばるん家行こうかな』

「おとん名前来るのめっちゃ楽しみにしてんねんで」

『じゃあ今回もお世話になります。でも律希今年居らへんよって言っといて。今年からお嫁ちゃんの実家行くんやて』

「えっ、律結婚すんの!?」

『そう!あれ、言うてへんかった?』

「俺聞いた」

「俺とすばるはその場に居ったから聞いたけどな』

「ほんまか!おめでとう!」

「りっくんおめでとう!」

「りっくんおめでとうな」

「おめでとう!」

「大阪時代からね、よう遊んだんですよ名前の兄ちゃんとみんな」

「ほんまによう遊んだな」

「りっくんもうエイターの間でもお馴染みやんな」

『最近歩いてると握手求められるんやて』

「もう有名人やん」

『ってかコンサートのMCでこんな身内話してて平気?』







「カウントダウンの時みんなキャー言うてるかもしれないけど、こいつガーターベルトしてるからね」

「第1回目の時の買い物、僕と行ったじゃないですか」

「そうなん?」

「渋谷のセンター街に」

「お前センター街であれ買ったん」

『1回目は忠義とやろ、それから私やねん』

「あ、そうなん?」

「そう、名前ちゃんと買いに行くねん。女の子の意見は大事やん」

「え、一緒に下着屋行くん?」

「名前ちゃんが行ってるランジェリーショップ」

『そう、丸ちゃん私の選んでくれんねんで』

キャー!

「下着を?」

『そう、フリフリしたのが好きやんな丸ちゃん』

「いや、名前ちゃんってこうセクシーなお姉さん系やんか」

『そうなん?』

「まぁそうなんちゃう」

「やから、中にはかわいらしいの着てたらなんかいいやん」

「エロい」

「おっさんなんて?」

「エロいよ」

「いいやんな」

「なんでお前が選ぶねん!」

「そうや!」

『趣味に合わんくて買わんかったけど』

「「「「あはははは!」」」」」



.
.
.





「名前は?」

『なに』

「どんなんあるん、告白」

『告白?』

「したことはあるん?」

『あるよ』

「あるの!?」

『私も信ちゃんと同じやけど』

「砕けたん?」

『砕けた』

「えっ、それはいつの話?」

『高校生』

「お仕事はしてた時やなもう」

『そうやね』

「どんなんしたん?」

『同級生やってんけど、放課後に教室で』

「なんて言うたん?」

『○○君のこと好きやねん。って』

「そしたら?」

『めっちゃ嬉しいねんけど、彼女居んねんってフラれた』

「名前ちゃんフる人って居んねんな」

『全然居るよ』

「でもさ、あんま聞きたないな」

「フラれた話やで?」

「でも名前が好きになった人の話やん」

『んふふっ』



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