INFINITY | ナノ


「みんなちょっとええ?」

「なにー?」

「聞いて欲しい事あんねんけど」

「なんやねん改まって」

「名前こっち」


手招きをされて、手に持っていた雑誌を置いて亮の横に並んだ。


「えっと、錦戸と名字、付き合う事になりましてそのご報告です」

「はあ!?」

「なるほどな」

「やっとくっついたんかい」

「よかったな!」

「めでたいなー!」

「どうゆうこと!?えっ、みんな知っとったん?」

「なんとなくわかるやんか」

「すばるなんでそんな冷静なん?」

「ん?いや、博信がチラッとそんな事言うてたわ」

「名前、亮ちゃんやなくて俺と付き合って!」

「たつ」

「大倉」

「そうゆうことで」

『ご迷惑かける事もあると思いますがよろしくお願いします』

「お願いします

「何なんそれー全然面白くないやん」

「先に動いた亮の勝ちやな」

『もっとやいやい言われるかと思ってた』

「恋愛禁止とちゃうしなぁ」

「たまたまメンバーやったってだけやんな」

「別れて気まずくなるとか、いきなり妊娠した!とか言うたらやいやい言うかもしれへんけど」

「それは絶対あかんぞ!」

「名前、なんかあったら言うてな」

『ありがとう』

「泣かせたら許さんぞ」

「はいっ」




やいやい言いながらも認めてくれるメンバーは、やっぱり私の家族です。



よろしくどーぞ
(よかったね)
(すばるくんに一瞬睨まれた...)
(あはは...)






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