INFINITY | ナノ





『おーつかーれちゃーん」





ソファーにローテーブル、間接照明と大きな水槽があるお洒落な個室のあるレストランバー。ここで行われるのはエイト女子会。
いつもは焼き鳥とか枝豆とかそんなお店が多いけど、テーブルに並ぶのはカプレーゼとかカクテルシュリンプとかチーズ。


『久しぶりやね、女子会すんの』

「半年ぶりくらい?」

「あんた達が忙しいからでしょ」


女子会のメンバーは私と大体女子力高めの男の子章ちゃんと身体は男心は乙女な私のヘアメイクのヒロちゃん。男の中、しかも天下のジャニーズの中に居ると女の子の信頼出来る女の子の友達なんてなかなか出来ない私を気遣って女の子ならではの楽しいことしようとしてくれる2人。

「それにしても名前最近綺麗になったわよね」

『ほんまに?』

「名前は元から綺麗やで」

「更にって意味よ!」

「でも確かにな」

「やっぱり恋する女は綺麗になるもんね」

『えっ?』

「あらやだ、気づいてないとでも思ってたの?何年あんたと一緒にいると思ってるのよ。好きなんでしょ?亮ちゃんの事」

『えっ、ちょっと』

「知ってんで俺も」

『え、章ちゃんも!?』

「何年一緒居ると思てんねんな。ヒロちゃんより長いんやで」

『ほんまに2人には敵わんな』

「早くくっついちゃいなさいよ」

『片想いやし、それに付き合えても...』

「まぁ片想いはあんたの勘違いとして、あんたもしかして松岡くんの時のことひきづってんじゃないでしょうね」

「松岡くんの時?」

「松岡くんと付き合ってた時、嫌がらせ受けてたのよファンの子に」

「えっ、もしかして名前忙しなって別れたって言うてたけどそれで別れたん?松岡くん知ってはるん?」

『...うん、知らない』

「一人で耐えてたのよ。いっぱい身体に痣作って。それに、近すぎて不安でもあるって感じね」

『ほんまにヒロちゃんエスパーやわ』

「メンバーやからってこと?」

「メンバーに迷惑もかかるし、同じグループでの恋愛ってのもどうかと思う...でしょ?」

『ほんまにオカマって怖いわ』

「オカマなめたらいけないわよ」

「ええやん、迷惑かけたって。そんな気つかうことないと思うで。隠さんと何かあったら言うって約束出来るなら、守ったるよちゃんと」

「そうよ。女の子はね、色んな恋愛をして綺麗になるのよ。いっぱい成長するの。怖がってちゃダメよ。何かあってもあんたにはナイトがいーっぱいいるじゃない。」

「亮ならちゃんと守ってくれると思うで。関ジャニ一本になって余裕も出来たやろうし」

『...うん』

「あぁ泣いたらメイクとれちゃうじゃないのー」

「名前の幸せなら応援すんで」

『章ちゃんヒロちゃんありがとう』

「素敵な恋愛して、綺麗になって名字名前の人気も更にぐんぐん上がって、稼いで私のお給料も上げてもらわないとね」

『ヒロちゃんの家買わなね』

「ヒロちゃん1人で住むん?」

『信ちゃんに頼んでみれば?家賃いらないから一緒に住んでって』

「そっそんなことできるわけないじゃない!」

「まだ好きなん?信ちゃんのこと」

「うん」

『好きって言えへんねんな。信ちゃん脚フェチなんやて。』

「信ちゃん細くて綺麗な足が好きなんちゃう?」

『元は男なんやから無理やろ』

「ちょっと!失礼ね!」


私の女子力はここからきています。



∞女子会
(でも亮とかすばるは細いやんな)
(骨格が違うやろ)
(んあー!もう意地悪!)






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