INFINITY | ナノ


『ぐおっ』


歌番組の収録、廊下を歩いているとドスッと背中に衝撃があった。


手越「名前ちゃーん」

『祐也?』

手「久しぶり〜」

『あんた今日も元気やね。今楽屋行こうと思ってたんよ』


背後から抱きつかれているこの状況は、彼に会ったときのお決まりのようなもんだ。


手「僕に会いに?」

『智久に借りたDVD返しに』

手「なーんだ。名前ちゃん最近かまってくんないから寂しい」

『ごめんね、ちょっと最近バタバタしとって』

手「ねぇ、名前ちゃんのこと大好きなんだけど、いつお嫁にきてくれるの?」


こんな事を首をコトンと傾けながらサラッと言ってしまう彼はアイドルをする為に生まれて来たんじゃないかと思う。


『祐也なら他にもいい子いっぱい居るやろ?』

手「名前ちゃんがいーの!」


背中から重みはなくなったものの、廊下を歩いてる間手は腰に回されたまま。これもいつもの事。



「あーあ、またちょっかい出してると亮ちゃんに怒られるよ。」

『智久、これありがとう』

増田「名前ちゃん、lavのチョコレートあるけど食べる?」

『ホンマ!?lavのチョコレート大好きやねん!』

小山「亮ちゃん名前ちゃんの事になると1日機嫌悪いんだから勘弁して」

手「でも今いないじゃん」




「手越お前何してんねん」

「ほーら言わんこっちゃない」

「いつまで触っとんじゃ離せコラ」

手「はーい」

「名前、村上くん呼んでんで」

『lavのチョコレート食べるから待って』

「ええから行くで」

『まだ食べてへんのー!』

「そんなん後でいくらでも買ったるから行くで」

『あー!チョコレートーー!』


チョコレートはお預け
(...これ持ってったほうがいい?)
(亮ちゃん買うって言ってたからいらねぇだろ)
(じゃあ食べちゃおー)


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