うちのお嬢は映画の撮影の為徹夜で爆睡中です。丸山です。
「次安田さん、渋谷さん、名字さんお願いします!」
「...誰が起こす?」
「今日ヒナもどっくんも居らんで」
「朝の映画の撮影でNG連発したらしいから更にやで」
寝起きがすこぶる悪いのは名前ちゃんの欠点です。いつも起こす役は信ちゃんか亮ちゃんの役目です。
「せや、甲斐くんは?」
「ちょっと抜けてくるってさっきどっか行ったわ」
「「「「「......」」」」」
「あー、ジュース買ってこよ」
「あっ、あれ俺メイクしてへんわ」
「おい!お前ら」
渋やんとたっちょんはそそくさと楽屋を出て行きました。こうなったら...
「「「...じゃんけんぽん!」」」
「うわーーー」
「章ちゃんふぁいつ!」
「名前、名前撮影やで」
章ちゃんが肩をポンポン叩いていますが起きません。
「名前、名前早よ起きな、呼ばれてんで」
今度は少し強めにたたいてみると
『...痛いわコラ』
バシッ
「痛った!」
安田くんは寝起きの名前さんに肩パンされました。
「名字さーん、安田さーん、お願いします」
『...行くで章ちゃん』
「はいっ...」
「今ええ音したな...」
「うん、絶対痛いわアレ」
お嬢の寝起き
(渋やんズルいわー)
(今日安か)
(何が?)
(無意識て怖いな)