「ほんまに名前ちゃんに声かけんで良かったん?」
「今日はドラマの撮影で地方行ってるらしいで」
「たまにはええのんちゃう?男だけも」
「せやな、あすんませーん」
「村上くん唐揚げ頼んで」
「さっき頼んだやろ」
「大倉が全部食べた!」
「今日は大倉か!いつもは名前に全部食われるやんな」
「あいつ普段あんま食わんのに唐揚げは食うもんな」
「なぁ、ところでさ名前のことどう思ってる?」
「なんやねん、急に」
「急ちゃうやろ」
「それ俺も聞きたかった。俺は好きやで、女として」
「俺も」
「お前ら2人は見てたら分かるわ」
「俺も...」
「えっ!」
「いや、俺も好きやった前は。今は妹みたいな感じやな」
「ちょっと分かるわ、なんか好きってより名前ちゃんが笑ってればええかな〜って思うようになってきた」
「俺は妹みたいな感じやな」
「横山くんは?」
「好き...」
「すばるくんは?」
「好きやで」
「すばるに亮に大倉て...もう勝てる気せえへんやん」
「名前は...どうなんかな?」
「昔渋やんの事好きだったのは知ってる」
「はあぁ!?」
「ホンマに?」
「いやっ、でもデビューする前やで?今は知らんけど...」
「なんやねんな、もうそんなんもうないわ」
「わっわからんやろが!」
「ないって、何年たってんねんな」
「ってかさ、前言ってた名前と付き合ってたハリネズミって誰なん?」
「あぁ、居ったなそんな奴」
「何くんやったっけ?」
「岡部くんやない?」
「そうそう、岡部くん!」
「イケメンやったな」
「知らんかったの俺だけ!?え、名前付き合ってたのってその岡部だけ?」
「えっっッ!?」
「お前しょっちゅう一緒に居ってホンマに何も知らんのか?」
「えっ、何?」
「じゃあ松兄と付き合ってた事も知らんのか!?」
「えぇー!?知らん知らん!いつ!?」
「名前が22くらいの時やんな」
「名前ちゃんがクローズとか出てた時やんな」
「騒いどったな松兄、あんな男だらけの中にいれられねぇ!って」
「普段も男だらけやのにな」
「何で別れたん!?」
「何んやったっけ?」
「名前が忙しなって会われへんくなったんやて」
『会われへんくなったって?』
「うおっ!」
「名前地方やなかったんか?」
『ほら、忠義つめて!延期になって帰ってきたら甲斐くんがみんな飲んでるよ〜って言うから連れてきてもろてん。侯くんビール』
「はいはい。すんませーん」
『で、何の話してたん?』
「名前がかわいいって話〜」
『何それ、きっしょ』
「名前ちゃんの元彼の話」
『そんな終わった話してどないするん?』
「亮だけハリネズミと松岡くんの事知らんかったんやて」
『言ってなかったっけ?』
「知らんぞ!」
『流石に28で処女はあかんやろ。隆ちゃんその枝豆ちょーだい』
「その2人だけ?」
『ん?いや』
「んえ!?」
「言え!」
「誰や!」
『甲斐くん』
「...え?甲斐くんってあの甲斐くん?」
『うん』
「うん。やあらへんやろ!」
「いつの話やそれ!」
『2年くらい前の話』
「最近やん!」
「何で黙ってたん?」
『甲斐くんが言うなって』
「まぁあいつ俺らの気持ち知っとったからやろな」
「...あいつど突く」
『もう終わったことやろ?』
「それもそうやな」
『飲むぞ飲むぞーーー!』
過去の恋模様
(はっくしょん!)
(松岡風邪?)
(はくしょん!そうかもな)