『おはようー』
「名前〜おはよう〜」
『はい、おはよう』
「大倉お前離れろコラ!」
満面の笑みで抱きついてくる忠義に軽く背中に手をまわし抱きしめ返す。
「名前、どっくんが買ってきてくれたプリンあんで」
『亮、食べてええ?』
「ええよ」
冷蔵庫から取り出した箱には大好きなショップのロゴ。中にはプリンが2つ。
『あ!このプリン!』
スプーンで一口食べると眉毛が下がった。
『ヤバい、超美味い。これ地方でしか売ってへんねんで。私ここのプリンめっちゃ好き』
「なるほどな」
「亮ちゃん名前が好きって知ってて買って来たんやろ?」
「知らん」
「亮かわいい」
『亮!ありがとう!』
後ろから抱きつきながら言うと照れながらわらった。
虜プリン
(あれ!?俺のプリンがない!)