INFINITY | ナノ



「がっつり仕事で絡んだことってないでしょ?今まで」
佐「ほぼほぼ初めまして…ですね」
「歌番組ではな、挨拶くらいはね」
「バラ持ってんのしか見たことないもんな」
「セクシーローズ?」
「セクシーローズ」
「プライベートで誰か」
佐「僕…丸山くんと名前さん」
「いえーい」
『いえーい』
「何何?」
「何で?」
佐「お食事に…」
「名前ちゃんも一緒に」
『そうやねん』
「1回食事行って」
「あんまり行ったら事務所に怒られるで」
佐「そうなんですか?」
「橋本さん…は初めまして」
「完全にテレビの人やもんな、ほんまに居るんやって」
『めっちゃかわいい』
「な、かわいらしい」
「女性から見てもかわいらしい?」
『やってさ、お人形さんみたいじゃない?』
橋「いやいやいや」
「ほんまにな」
『こんな顔に生まれたかった』
「そうなん?」
『だって見て、目くりんくりんで鼻ちょこんてついて、唇スンってして』
「スンってなに」
『スンって。薄くて柔らかそう』
「お前…」
『何』
「お前がそんなこと言うたら世間はどうなんねん」
『どういう意味やねんそれ』
「嫌味に聞こえるよな」
『嫌味じゃないよ。何を言うてるのよ君たち。本当に思ってるねんで』
橋「名前さんも私はあこがれの顔です」
『そう?ありがとう』
「あははは、お前ほんまにもう大阪のおばちゃんやな」
『それな、最近自分でも思うねん』
「それはもうやばいな」
『そうやろ、やばいねん』
「十分可愛いのにな」
『忠義』
「ん?」
『愛してる』
「俺も」
「いいですか?」
『あ、すみません。どうぞ』
「なんでこの2人…付き合ってるんですか?」
「付き合ってるからちょっといいですか?ちゃうやん。あの2人ちゃうねんから」
「なんで指さしてそういうこというねん」
『そうやそうや』
「改めてみるとさ、やっぱり変な感じよね、周りからしてみたらさ。グループの中で付き合ってるって。俺らはもう慣れてしまったけど」
「まず女の子が居らんからな」
「付き合いたくても付き合われへんもんね」
「わからへんやんか、あるかもわからへんで」
「それヤスだけやろ」
「何をいうてんねんな。俺もちゃうし」
「「「「「「あはははは」」」」」」
『受け入れてくれてんねんからありがたいと思ってるよ』
「思ってもらわなしゃあないわ」
「「「「「「あははははは」」」」」






「撮影の時とかはどうなん?環奈ちゃんこだわってるとことか」
佐「そうですね…完璧ですね。どんなに朝早くても、もうこの状態」
「あ、身だしなみから」
「ずっと橋本環奈なんや」
佐「そうなんです」
「すげーな」
「うちの名字さんとはえらい違いですね」
『な、なんや、なんか今日突っかかってくるな』
「いやそういうんじゃないけど、朝早い時とか死んでるやん」
佐「そうなんですか?なんかすごい完璧なイメージがあります」
『完璧ちゃうよ』
「ほど遠いで」
橋「イメージない」
「低血圧過ぎてめっさ機嫌悪いしな」
「丸被害者やもんな」
『そんなことないよ。何を言うてるのよ』
「朝は確かにヤバイでお前」
『そんなにひどい?』
「ひどい」
『えー』
「スッピンやし、頭寝起きのままやし、大あくびして楽屋入ってくるし」
『いいやん別に、メンバーしか居らんねんから』
「スタッフさんとかも居るやん」
『そんなこと言うたら、今日朝裕ちゃん発芽米みたいに寝ぐせついてたやん』
「「「「「あははははは」」」」」
「なってたなってた」
「あんた人のこと言われへんやん」
「…すんません」




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