INFINITY | ナノ


『Hi.mam』
「Hi.#keito#!Very cute hairstyle.」
『Thankyou』
「こんにちは」
「あら、亮くん。こんにちは!How are you?」
「I'm good.」
『ママ、今日は話があって電話してん』
「話?何?」
『パパは?』
「ああ、ちょっと待っといて。パパ!」
「What?Oh!#keito#」
『Hi.dad。話があって電話したの』
「なんや、話って」
「あの…、先日正式に名前さんに結婚を申し込ませていただきまして」
「あ!パパ聞いた!?」
「やっと結婚するんやな」
「それで、名前さんと結婚させていただけないでしょうか」
「そんなん、聞かんでもいいに決まってるやん」
「…」
「パパどうしたん?」
「いや、昔はこんな挨拶されたら男殴ってやろうかと思ってたんやけど、あかんな、やっぱり嬉しいな」
『パパ…』
「仕事の方は大丈夫なん?』
「はい。社長には許可をもらいました」
「それなら結婚式の準備をしないかんな」
『気が早いって。まだ発表もしてへんねんで』
「こういうのは早い方がええねん。イタリアなんてどうやろ?」
「あ、ハワイの結婚式場に知り合い居るからそこでやったらええやんか」
「あぁ、そうやんな。パパが知ってる人なら安心やわ」
「引き出物はやっぱり食器やろか」
「ママの友だちのジェシーは食器輸入してたやろ」
「ああ、そしたら用意してもらったらええわ」
『ちょっとパパ、ママ、話が早いし、自分たちで決めるでそれは』
「あっ、いややわ、こういうのは自分たちで決めてる時って幸せやねんな」
「BGMは生演奏がええんちゃうか?」
「ええなあ。じゃあルーシーとジョージとチェンとアイリーンと、それから…」
『ママ』
「あら、あははははは」
「あははは…」
『とりあえず、報告までに。また詳しい展開があったら連絡する』
「OK.楽しみだわ」
「パパもスーツを新調せなあかんな」
『いっぱい持ってるやん、スーツ』
「かわいい娘の晴れ舞台にとびっきりのスーツで行かんでどないすんねん」
『そしたらまた連絡するわ』
「亮くん、」
「はい」
「名前のこと、よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
『そしたら、また連絡するね』
「決まったらすぐ連絡してな」
「楽しみにしてるから」
「おかんドレス買わな」
「ドレスもいいけど着物もええな」
「おかんは何着てもキレイやねんから何でもええやん」
「あら、いややわ。何言うてんのアンタ。あはははは」
『なあ、なあ、なあ、』
「ごめんごめん、それじゃあな」
『またね』
「また連絡します」
「亮くん、またな。#keito#」
『ん?』
「今パパ達LAやねん。亮くんと遊びに来たらええよ」
『休みあったら行く』
「bye!」

「おかんとおとんホンマに仲いいな」
『私にとってはいつものことやからね』
「海外生活長いと日本人離れするねんな」
『んー、昔からそうやねん。亮も知ってるやろ』
「まあ。でもいいな。俺らも名前のおとんとおかんみたいな夫婦になりたいな」
『子供の前で平気でチューするねんで』
「ええやん。うちの両親も一緒にお風呂入ってるし」
『うちはお互い両親がいい見本やな』
「結婚しても、子供が生まれても、白髪生えても、腰曲がっても、子供に呆れられるくらいでいような」
『うん、ええよ』


きっと、亮とならママとパパみたいな私の理想の夫婦になれそうな気がするよ。


理想の夫婦


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