INFINITY | ナノ



夏休み 2日目


 07:00
ホテル



「「「「おはようございます!」」」」」
「曇りですね、今日は」
「今日はね。朝寒いな」
『寒いね』
「ちょっと早いけど頑張っていきましょうよ」
「なんかみんな疲れてる顔してるな」
『裕ちゃん顔パンパンやん』
「そう?パンパン?」
『めっちゃむくんでる』
「みんなむくんでる」
「名前メイクせんで大丈夫なの?」
『お風呂入るって言うてたからしてへんの』
「あぁあ」
「やばい、大倉の頭トンボとまってる」
「大倉の頭撮って、トンボとまった」
「あ、ほんまや」

早朝の奇跡

『ほんまや、凄ない?』
「そんなことある?なんかいいことありそうやわ」
「お風呂入んねやろ?」
「れっつごー!」
「お風呂入ろ!」
『温泉〜♪』

朝風呂に入ろう


 08:20
露天風呂



『ついたー!』
「あ、どっくん書いてるわ」
「吹上温泉」
「吹上温泉て」
「朝風呂朝風呂!」
「見てみて!天然温泉100%って書いてるで」
「「「「「「いえーい!」」」」」」


「あ、ええやんか」
「めちゃくちゃええやん」
「あ、ええわ」
「あれ、名前ちゃんは?」
「今くるよ」
「名前ー!」
『はーい』
「ビキニー!」
「テンション高いな」
「朝から破廉恥だね!」
「目が覚めるよ」
『今日のビキニは、朝なので真っ白です』
「ありがとうございます!」


「あー!気持ちいい!」
「本来は、タオルの着用ダメなんですよね」
「入ったらすぐヌルヌルする」
『あ、気持ちい!ほんまや、ヌルヌルする』
「ほんまや」
『肌ツルツルになりそう』

「次どうする?」
「あのね、来る途中にね、みんな寝てたんですけど青い池っていうね、のがあんねんて。写真とかでよく出て来るやつ。あれがあるからさ」
「見たいそれ」
「天気よかったら青く見えるらしいし。もうちょっと入ってから」
『しっかり入って温まってからね』
「そうやね」
『温泉って何時間でも入ってられるわ』
「名前お風呂好きやもんな」
『めっちゃ好き』




 10:20
バイカーカフェ




「これって…走らせてしまえたりとかは…」
「乗ってみる?」
「乗りたい!」
「乗りたい」
『ハーレーかっこいいわ』

見送る3人

「じゃあね!」
『いってらっしゃーい!』
「それいけ!よっしゃ、ビール飲もう」
『いえーい、ビール♪信ちゃんのおごり?』
「ええよ」
『やったー!』

「丸停まった」
「え?」
『停まったって何?』
「そこで」
「バイクの免許なかってよかったと思ってる」
『なんで?めっちゃ乗りたい。あ、信ちゃんいただきます』
「あい」
『やばいよ、バイク乗りってかっこいいな』
「惚れなおした?」
『うん、惚れなおした』
「あはははは!何を言うてんねん」
『ほんまにさ、メットかぶってさ、グラサンして、ハーレーにガツンて座ってるのはね、かっこいいよ。あれは誰が座ってもかっこよく見える』
「俺も?」
『見えるよ、…たぶん』
「なんやねんそれ」

「お帰り、噂は聞いたよ」
『どうしたん隆ちゃん』

丸山 帰還

「ナイストラブルやで」
「おう、ナイスや」
「ビール飲もうや」
「おごってくれるの?村上くん」
「ええよ」
『おいしいで、ビール』
「めっちゃおいしそう。あぁ、こっちのが落ち着くわ」
「「「あははははは」」」
『カンパーイ』
「「「えーい」」」
『亮にバイク買わない?って言ってみようかな』
「名前が言うたら買うんちゃう?」
「え、名前ちゃん乗りたかったん?」
『めっちゃ乗りたかったー。私も免許とろかな』
「どっくんに惚れなおしてんて」
「そうなん?」
『惚れなおしたっていうか、バイク乗りってかっこいいなって言うことね』
「惚れなおした言うてたやん」
『うるさい』
「「「あはははは」」」
「亮ちゃん喜ぶぞ」
『本人には言わんもん』
「DVD観てやな」



 13:10
札幌へ向かう



「ラーメン食べれる?」
「食べれるよ」
「すごいな」
『私めっちゃお腹いっぱい』
「でも3時間くらいあるからな」

3時間半移動


 17:00
札幌 純連



『ラーメンラーメン』
「辛みそ食べたい」
「わかる」
『私も辛みそがいい』
「味噌バターコーン麺」
「辛みそチャーシュー味玉。皆さん言って」
「辛みそ」
「味噌バターコーン麺」
『辛みそ味玉』
「辛みそ味玉」
「1万円くらいなくなったわ、最悪や」
『侯くん、餃子食べたい』
「餃子?」
『うん』
「ええけど」

「メンバーで並んでラーメン食べるのなんてデビューの時のあのCD以来か」
「初めてちゃうか?でも初めてちゃうよ、横食べられへんから今日」
『そうやな』
「また来れるやん」
「そうやな」
「次の機会や」
「思い残すことないわ、ここでラーメン食べられたら」
「旅の終わりって悲しいよね」

東京に帰る大倉は 寂しい

『またみんなで旅行できたらいいな』
「そうやな」
『楽しかったもんね』
「楽しかった」
「ラーメンが来るぞ」
『あ、おいしそう』
「もう食べていいん?」
「行ったらええよ」
『いただきまーす』
「いただきまーす」
『ん、おいしい』
「思い出の味になるな、これ」

『おいしかった、お腹いっぱい』
「良く食うたな、結局。この旅してて」
『絶対太ってるで、私』
「ちょっと太った方がええ」
「あはは、そうなん?すばるの好み的にはな」
「それでもちょっと太ってんで。な?」
『そうやで。2キロくらい』
「もう1杯食え」
「「「「「あはははは」」」」」
「足らん?」
『もう無理や、はち切れる』

ごちそうさまでした。

「ご馳走様でした」
「「「「「ご馳走様でした」」」」」
「それだけ喜んでくれたらええわもう」
「最っ高や」
『おいしかった』
「北海道の旅これで終了ですよ」
「そうか、いい締ですよこれは」
「大倉がもう帰らなあかんから」
「ほんまやね」
「バイバイ」
「バイバイ、おつかれ」
『気を付けてね』
「どうやった?」
「なんかよかったな」
「「「「あはははは」」」」」
「思ってたよりもよかったわ」
「俺らはまだ一晩あるから、ゆっくりして。ちょっと大倉には申し訳ないけど」
「全然全然」
『優くんによろしくね』
「OK。あ、もう行く?」

大倉飛行機の時間

「じゃあねー」
『お疲れー』
「高橋くんによろしく」
「OK」
「なんでラーメン屋入っていくねんあいつ」
「もう1回ラーメン屋に行くってボケやってるー」

最後までボケる大倉

「楽しんでる証拠やわ」
「北海道がそうさせてるんやろな」
『そうやんな』
「じゃあ我々も行きますか」
「お疲れ様でした!」
「「「お疲れ様でした」」」


北海道の旅終わり!


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