「女心について我々話していこうというわけですから、お前らみたいなもんがほんまにわかってんのかっていう」
「この打ち合わせしてるときに、村上さんが女性の心をわかってないんじゃないかなって他のメンバーはいうてましたよね」
「昭和な男ですよね」
『1番そうかもね』
「理想のタイプ女将でしょ?」
「旅館の女将ね」
「旅館の女将ってもう…」
「亮はどうなん?」
「わかってないことはないと思いますけど、でもどうなんやろ」
「うまく表現できてるの?」
「女性に対してですか?」
「名前からしてどうなん?」
『私?』
「どっくんと一緒に居るわけやん」
『表現できてないことはないと思うよ』
「へー」
『もうちょっとってこともあるけど、表現してくれるほうやと思う』
「スーパーマンになるよね」
「あぁ…ちょっと待ってちょっと待って」
「スーパーマン?詳しく説明して」
「僕の、好きなフレーズがあるんですけど」
「教えてよ」
「風邪ひいてるって例えばメール来たら、何かあったらすぐ言ってって。スーパーマンよりは遅いかも知らんけど出来るだけ早く行くから」
「「「「「「「あははははは!」」」」」」」
「それを、名前が言われてんな」
『うん』
「「「「「「「あははははは!」」」」」」」
「それは名前どう思ったん?」
『最初はね、なに言うてんねんと思ったよ』
「でも熱出しながら布団の中でニヤニヤしててんで」
「「「「「「「あははははは!」」」」」」」
『するよ!うれしかってんもん!』
「はまってるやん」
【独身アラサー女性が好む男性の趣味ベスト】
・本格的な登山
・車の改造
・ギターで作詞作曲してYouTubeにアップ
・1人でカラオケ
・ローカル電車の旅
「ローカルはベストじゃないと思うねん」
「俺ローカル1位やと思う」
「俺も1位や思う」
「ワーストに押してたよ村上は」
「何であかんと思うの?」
「独身…ですよ。結婚とか視野に入れて、焦りとかあると思うんですよ。そんな人がチンタラ電車乗ってどないするんですか」
『ちんたら!?』
「いやー、そんなことないっすよ」
「なんでチンタラ電車乗ったらあかんの?」
「人生もっとやらなあかんことあるやん。電車乗る前にさ」
「息抜きやん、息抜き」
「息抜いてるから独身やんか」
『はぁ!?』
「なんちゅうこというねや君は!」
「ほら、怒ってるぞ周りも名前も」
『今のは聞き捨てならんな、なにが息抜いてんねん』
「ちゃんとやっとったら結婚して子どももおるやろ!」
『アラサーで独身じゃあかんの?私は焦ってませんけど』
「お前はこういう仕事してんねんから焦ってないかも知らんけどな、結婚したいねやったらちんたら電車なんか乗る前にやらなあかんこといっぱいあるやろ言うてんねん」
『やってんねんみんな。その息抜きやろローカル電車は』
「その時間も費やさな結婚なんかできるかいな、アラサーやぞ」
「やめろって喧嘩は」
『あかん、話にならん』
「怒られる意味が全くわからへん」
『腹立つわ』
「やめときやめとき」
「いやいやいや、俺はこのスタンスでこれからもやっていくし」
『もう信ちゃんと一緒にやっていける自信がないわ』
「いや、それは一緒にやってくれ」
『ええよ』
「なんやねんこれ」