「外国の人はな」
浅尾「そうなんですよ、もうそれもドキドキしちゃって、体がもたない」
「え!?」
「反応すんなや!」
「今のは悪いやろ!」
浅尾「今のは間違えたんですけど、心が」
「心がもたないな」
浅尾「そう、心がもたない」
「名前なんかもう普通やんな」
『そうね、親がそうやからな』
「海外長いからな」
浅尾「そうなんですか」
『両親が音楽関係で海外点々としてるんですけど、帰ってくるとハグキスはするよね』
「俺らが会ったときもそうやんな、この間名前の兄貴の結婚式行ったときもさ、久しぶりに名前のオトンとオカンに会ったけどオトンとはまぁ軽くハグするわな、オカンはほっぺにするねん」
浅尾「へー!」
『あの人らほぼ外人やねん』
「名前のオカン綺麗やからええけど」
「めっちゃ綺麗よな」
「全然いけるよ」
『やめて、ほんまにやめて』
浅尾「ドキドキしないですか?」
『もうそれが普通やと思ってるからあんまり。でもかっこいい人には多少は…ね』
「浅尾さんと名前真逆やな」
『そう?』
「あははは、お前信じられないみたいな顔で言うな」
『なんでよ、信じられへんやん』
「まぁここまでピュアではないやんな」
「両親がそういう人でさ、名前ちゃんも普通にできるやん、亮ちゃんとはそういうのないの?」
『ない』
「「「「「あはははは」」」」
「即答やな」
『外人とはするけど、日本人とは別にせんでもええやん』
「結構ドライやで」
「名前性格がさっぱりしてるからな」
『そう?』
「曲作ってるときなんかはただいまーって帰ってきてリビングまで来うへんもん。速攻で楽器部屋入って2時間くらい姿見ないこともあるで」
浅尾「えー」
「そんなこと考えられないでしょ」
浅尾「今はまだ楽しい時期なんで、とりあえず帰ってきたら