INFINITY | ナノ


SHELLY



【一番苦手なのはショッピングデート】


「一人暮らししてたものでリビングに置くことが許されたのはビーンバッグだけです」

「「「えー」」」

「彼の一人暮らしの部屋がそのまま2人の部屋になった」

『それで嫌だって言わないんですか?』

「息苦しいとかないの?」

「んー、もう慣れたんで」

「どっくんと名前のとこは?」

『うち?』

「でも名前が一人暮らししてた部屋とだいぶ変わったやん」

「え?あ、一緒に住んでるんですか?」

「はい

≪キャーーー!≫

「名前が元々住んでた部屋に亮が来たんやな」

「そう」

「じゃあもう名字さんの部屋がそのままですか?」


『いや、そのね、ある日突然ね、俺引っ越してくるわここ言うて、次の日私が仕事終わって帰ったら家の中段ボールだらけやったの』

「え?」

「亮ちゃんの荷物ってこと?」

「んふふ、そう、明日引っ越してくるわ言うて、急いで帰って荷造りして、引っ越し屋電話して明日空いてませんかって。それでとりあえず名前ん家バカ広いからとりあえず詰めとけと思って入れた」

「「「あはははは!」」」

「大迷惑じゃないですか」

『そうなんですよね、家玄関開けるでしょ、廊下にズラーっと段ボールが山になってるわけ。奥のリビングからおかえり〜って声聞こえて』

「そんなことされたらどつくけどな」

『でも家引き払ってきちゃったから追い出せないでしょ?だからとりあえず全部はさすがに置けへんから半分くらいは捨てたり上げたりしてもらってけど、それでも結構うち変わった。いろんなもん増えた』

「すっごいシンプルな部屋やってんけどな」

『そうやねん、それでしばらく段ボールに紛れて暮らしたよ』

「へー、喧嘩になったりとかしないんですか?」

「むっちゃ喧嘩したよなあんとき」

『うん』

「え、何々?超聞きたい!」

「大体もう名前の家はどこに何があるかわかってたから、段ボール開けていろんなものポンポン置いてたんですよ」

「亮の荷物をね」

「そう、そしたら開けたら下着とか入ってるとこやって、そこはあかん!これからも見たらあかんで!ええな!?ってめっちゃキレられて」

「「「あはははは」」」

「お前そんなん今更やんか」

「いつも下着で楽屋歩くんやから一緒やん」

「俺もそう言うてん」

『いや、ちゃうねんて。着てるの見られるのと並んでるの見られるのはちゃうねんて』

「カラダも見られるんやから着てるほうが嫌なんちゃう?」

「そうですよね」

『あんたらはええねん、下着姿なんか見慣れてるやん』

「言い方語弊があるけどね」

『いつも見られてるからまだええの。でも閉まってあるの見られるのってなんか嫌』

「なんでそんなとこだけ女の子やねん」

『女の子やし』

「「「あはははは」」」

「そう、それで最後に嫌やったら出ていけ!言われて」

「亮はなんて言ったん」

「ごめん」

「「「あはははは!」」」

「弱っ」

「もう帰るとこないからさ」

「そういうもんなんですね」






「料理をして余ったら冷凍しとくじゃないですか、絶対食べないんですよ旦那」

「「「えー」」」

「横ん家の冷凍庫名前が作ったのでいっぱいやんな」

「そうなんですか?」

「そうやね、自分で作らへんから、名前の」

「え、作りに行くんですか?」

『横山家調理器具があんまりないから、自分家で作って冷凍して、横山家に持っていくんです』

「だから2週間に1回くらい名前ん家にクーラーボックス持ってもらいにいくねん」

「えー!?」

『専用にクーラーボックス買ってんで裕ちゃん』

「「「あはははは!」」」

「名前ちゃん居らんかったら死ぬな裕ちん」

「そうやねん、俺名前居らんかったら死ぬねん」

≪キャーーー!≫

『私が居らんかったら関ジャニ∞2人死ぬんです』

「「「あはははは!」」」



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