バタバタバタバタバタバタバンッ!
「なんやなんや!」
『どこ!どこ!?』
「ちょっと名前ちゃん早いってー」
「どないしたん?」
『あっ、居った、柘植しゃーーーーん!』
「うわっ!」
『柘植しゃん好きーーー!』
「名前苦しいー」
『柘植しゃん、私も「バカ、手離すなよ」って言われたい!』
「えー、名前に言うのー?」
『お願いお願い!』
「ええよ」
『んふふっ』
「手離すなよ」
『違う!それ忠義やん。違くて柘植しゃんで言うて欲しいの!』
「えー、大倉しゃんじゃあかんの?」
『あかん!』
「...手、離すなよ」
『きゃーーー!柘植しゃんかっこいい!』
「...君は本当にバカだな」
『んふふっ』
「何してんのあれ」
「名前さんは柘植さんにお熱のようです」
「柘植さんって誰?」
「裕ちんクローバー観てへんの?」
「あぁ、大倉のか。観てへんのって今日公開やろ」
「さっき観てきてん、名前ちゃんと」
『シャワー浴びてくるから髪乾かして!』
「あぁ、ええよ」
『やった!すぐ入ってくる!』
バタン
「大倉さん、衣装合わせお願いします」
「はーい」
「あーあ、柘植しゃん言ってもうた」
「名前怒るで」
『柘植しゃん♪柘植しゃん♪...居らん!!』
「衣装合わせ行ったで」
「名前、乾かしてあげるからここに座れ」
『柘植さんやない』
「丸山しゃん」
『ちゃう。柘植しゃーーーん!』
GAPとLOVER
(柘植しゃんのギャップも凄いけど名前ちゃんのギャップも凄いな)
(面倒くさい奴やで)
(それも名前のかわいいとこやん)