INFINITY | ナノ




prrrrrrrr...prrrrrrrr....





久々にオフが重なった日、リビングのソファにどっぷり座ってテレビを見ていると目の前のテーブルの上で名前の携帯が鳴った。誰やねん、名前との貴重な時間を邪魔する奴は。





「名前ー、携帯鳴ってるで!」




『今手離されへん、誰?』




キッチンでハンバーグを捏ねる名前の代わりに画面を覗くと「重岡大毅」と表示されてた。




「...あ?」




なんやねんアイツ、何で重岡が名前に電話してくんねん。ほのぼのした時間を邪魔しやがってどついたろかアホ。





「...はい」



(ハロー!)



「誰がハローやねんアホ」



(えっ!?うわっ!間違えた!)



「おい、誰に許可得て名前に電話してんねん」



(って事はもしかして錦戸くん!?)



「もしかしてもクソもあるか」



(あっ、いや違うんです!いやっ、スタッフさんに電話したつもりやったんですけど間違えて)



「お前まずは謝罪とちゃうんか」



(あっ、やっすみません!)



「ってかお前が何で名前の番号知ってんねん」



(あー、名前ちゃんが教えてって言ってくれたんで)



「消せ。名前の番号今すぐお前の携帯から消せ」



(えー!錦戸くんそれは鬼ですよ!)



「今後俺の許可なく電話したら許さんからな!」



(えっ、ちょっとまっ)ブチッ




重岡の話なんか聞いてられるか。ドラマの撮影詰まってて名前は忙しいねん。でも今日はたまたまオフやねん。貴重なオフやねん。邪魔されてたまるかボケ。




『亮ー?誰やったん?』



「あぁ、まちがい電話やった」



『間違い電話?あぁ、そうなん?よかった亮居って』



「んふふっ、ハンバーグ出来た?」



『ちょっ、作れへんから抱きつかんといてよ!もうちょっとでできるから待ってて〜』



「うわ、ハンバーグとポテサラとかヤバいやん!」



『亮好きやろ?』



「名前の作るもんなら何でも好きやで」



『そう言ってくれると嬉しいわ』



「名前いい奥さんになるな」



『ふふっ、さ、たべよ!』




wrong number
(んまっ!)
(ほんまに?よかった)
(これからもずっと美味しいご飯作ってな)
(当たり前やん、亮が美味しいって言ってくれりならいくらでも)
((ふふっ))





*ネタ提供ありがとうございました!
こんな感じでいかがでしょうか?
イメージと違ったらごめんなさい。




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