INFINITY | ナノ




「よーし!あぁいいですね」

「信ちゃん!」

「あ、こっち、こっち来てください!」

『一人でめっちゃ盛り上がってるやん信ちゃん』

「めっちゃテンション高い」

『何すんの?海やん』

「そうです、ご紹介します。海です」

「知ってます」

「わかります」

『信ちゃんとの温度差凄いな』

「じゃぁみなさん海バックにならんでください。今日は、僕らの原点を思い出しつつ、堅苦しくならずに、楽しい1日過ごそうじゃないかと」

「ご褒美デーみたいな感じ?」

「勘がいいな丸は僕らの原点て何でした?仕事じゃないですよ、食事です」

「BBQ!」

『BBQ?』

「昔の初心を思い出して欲しいわけですよ。ただ申し訳ない、準備が整っていないと。急遽BBQしようて言うたんですけど、場所を確保するので精一杯やったんですよ」

「1人やしな」

『急遽で場所とれたんやから凄いやん』

「買出しと、セッティング班、2班に分かれていただきたい。チームに分かれていただきたいんですよ」


食材班:丸山・錦戸・大倉・名字
器具班:横山・渋谷・安田


『あかん、これちょっと怖いわ』

「何で?」

『偏食と大食いと粕汁やん』

「「「「あはははははは」」」」

「そこは名前がなんとか仕切ってさ」

『言うこと聞くような奴らちゃうもん』

「でも料理するメンバーやんか」

『まぁ確かにそうやね』

「ちょっとしたゲームもご用意してます。まずこちら」


外来語禁止!!


「何でそんな事せなあかんの」

「そうや普通にしようや」

「おもろいからやろうや」

「チャッカマンは・・・」

あはははは!

『ウインナーとかも外来語やんか。何?腸詰とか言うたらいいの?』

「そういうことやな」


START!


「お惣菜買い買いやさんに来たで」

『あははは何それ』

「書いてんのサクサクっと買って帰ろう」

「そやね」

「もやしいるやろ?」

『書いてんの?』

「書いてない」

「即効違うの入れんのか?」

『でもさ、亮焼きそば食べへんの?もやしいるやろ?』

「食べる」

「ええやん、安いし」

「あとじゃがいも、アルミホイルとかバターとかでする」

「アカンでどっちも」

『思いっきり外来語やん』

「ああーーーもう」

「お前ちょっと考えろってマジで」

「これまずいって、ちょっとやって」


「オリーブとかにする」

『ええなオリーブ』

「あーーーー!」

『これさ、すぐ罰ゲームとかそういうのないの?』

「ないんちゃう?外来語って難しいな」

『なぁ、チーズ買おうや。焼きチーズ食べたい』

「あ!」

『あ!外来語やん!』


『あーーーー!焼きバナナも食べたい』

「名前それもアカンで」

『もう何にも喋られへん』



『ウインナーどこにあるん?』

「名前ちゃんそれもやで」

「お前アカンでホンマに。さっき腸詰って言うたやん自分で」

『あーーーーー!もう私喋らん!』


――――――


「おーーーーい」

『おーーーーーい』


「ちょっと待って!パラソルやってんねんパラソル」

「横山くん今思いっきり言ったで。何作ってんの?」

「パラソル」

『外来語やでそれ』

「傘」

「あははははは傘」

「買出し行ってきました」

「農協行ってきたん?」

「「「「あははははは」」」

「そうそうそうそう」

「結構な材料やな」

「書いてあるやつ一応買ってきたで」

「バーベキューでバナナ食べるん?」

『裕ちゃん外来語言い過ぎやで、焼くねんこれ』

「これは?」

「これ油」

「もう無理やで、こんなん散々やってきたから」

「徹底してるな」

『外来語なしって結構難しいねんな』

「あーーー!」 

「トロピカル・・・あー」

「何て言ったらいい?お汁!お汁!」

『お汁ってなんかもっといい言い方あるやん』

「南国!南国!」

「南国のお汁」

「果汁たっぷりや。1回みんな座ってください」


「一旦ここで外来語禁止終了!」

「「「「「いえーーーーい」」」」」

『今外来語いっぱい言いたい』

「そういう時に限って出てけえへんねんな」

『トマトトマトトマト』

「パセリパセリパセリ」

「バストバストバスト」

「「「「あははははは」」」」


「みなさんここで残念なお知らせがあります」

「なんですか?」

「全員で楽しみたかったんですけども、安田くんがどうしても抜けなあかん仕事がありまして、安田君急遽ここまでということに」

『えー章ちゃん居らんくなるの?』

「まじか、でも帰って来れたら帰ってくるってこと?」

「間に合ったらね」

「忙しいことはいいことです」

『まあそうやね、寂しいけどね』

「昔こんなことなかったわけですから。まだこれからゲームがあるんですけど、それは僕が安田くんの代わりにこっちチームに入りますから」

『おっさんチームとヤングチームなわけやな』


 ̄ ̄ ̄

「第1回、浮き輪レース大会!」

「「「「「「いえーい!」」」」」」

『すばる何その水着』

「かっこええやろが」

『細っそいし白いし』

「ほっとけ!お前こそなんやその水着!」

『何ってビキニやん、かわいいやろ』

「(ツンツン)名前おっぱい大きくなった?」

『わかる?三十路手前で今だ成長中やねん』

「大倉お前何してんねんコラ!!」

「ポロリあるで!おっちゃんも触らして!」

「あかんよ!絶対あかん!!!」

「これ下は紐大丈夫なん?」

『これな、中にTバック履いてんねん』

「Tバック!!引っ張ってええ?」

「あかん!ホンマにすばるくんでもシバくで!」

「今回は名前の水着姿も特典としてね」

『水着特典にならへんよ、ライブでも水着なるやん私』

「海の水着とライブの水着はやっぱり違うやんか」

「どっくんは複雑よな、彼女の水着姿特典て」

「ほんまよ。いらんねんそんな特典・・・」



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