INFINITY | ナノ





『亮もおるん?』

甲斐「2人で呼ばれてるからな」


社長に呼ばれて事務所に来て、目の前に社長室の文字。


甲斐「失礼します」

『失礼します〜』

ジャニー「名前、来たね」


社長室の中に入ると先に来てソファーに座っていた亮と目が合った。久しぶりに見た顔にお互い小さく微笑んで隣に座ると向かいに社長、その後ろに甲斐くんが立つ。


「お腹は大丈夫かい?」

『だいぶ薄くなったよ』

「よかった。あのモデルには手をうっておいたよ。もう心配ない。今日はyou達に話があってね、来てもらったんだよ」

はい

「この間でた週刊誌はみたね?」

「はい」

「you達が付き合ってるのは事実?」

「はい」

「週刊誌に事務所の回答を載せなかったのはちょっと揉めててね」

甲斐「社長と上層部役員との意見があわなかったんだ」

『え?』

「やっと結論がでたよ」

「僕たち別れたくな「you達公表しちゃいなよ」

.........え?

「別れろ...じゃないんですか?』

「そんなことこれっぽっちも思ってないよ。だってその為に名前は我慢したんでしょ?」

甲斐「役員達は反対してたんだけど、社長は面白いっておっしゃってる」

『面白い?』

「関ジャニはさ、名前が入った時から異例尽くしじゃない。だからさ、いいと思うんだよね」

「はぁ」

「you達今度8周年のイベントやるよね」

甲斐「すごはちを予定しています」

「うん、そこでさ交際宣言しちゃいなよ」

交際宣言!?

「面白くない?」

『面白いか面白くないかでいったら面白い...?』

「堂々と交際なんて新しいアイドルだね」

『新しすぎるやろ』

甲斐「敬語を使え!」

「別にいいよ名前は。どうだろう、ファンの前で堂々交際宣言」

「ええんやったらそれはありがたいですけど...」

「うん、じゃあ決まり。甲斐、会議の段取りしといて」

甲斐「はい」

「ん?嬉しくない?」

『いや、全力で否定されると思てきたからちょっと拍子抜けというか...』

甲斐「ネットとかで色々調査したんだ。あの記事が出てからのファンの反応とか。それが全部じゃないが応援の声が圧倒的に多かった。同じグループなんだから隠すのは難しいし、どうせ別れる気なんかないんだろお前ら」

『そのつもりやけど』

「関ジャニには名前が居るからこそ出来ることをやって欲しいんだ。別れる気がないなら公表しちゃったほうが名前をあんなことからも守りやすい」

「はいっありがとうございます」

「じゃあ僕達は話し合ってくるよ。名前、また蘭丸と小太郎連れてきて」

『うん、わかった』


ガチャン


「なんやったんや」

『深刻に考えて損したやんね』

「まさか交際宣言になると思ってへんからな」

『あ、久しぶり』

「あー、やっと会えた」

社長室だってわかってるけどそんな事今はどうでも良くて、久しぶりに亮の胸に顔を預ければ私の大好きな匂いがした。



堂々と
(会えない時間が)
(愛を育てるのは)
(本当だと思う)



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