久しぶりのエイトの仕事。用意された衣装を見てみるとTシャツの丈は短くて...手上げたらチラリズムでお臍見えるよ!?てきな。
『あかんやつや』
今日はこの衣装で踊る訳で、雑誌の撮影もこの後ある訳で。ヒロちゃんに頼むしかないか...とメイクの達人を探した。
『ヒロちゃん』
「あら、今日は随分と早いのね」
『あんな、お願いがあるんやけど』
「お金は貸さないわよ」
『いや、むしろ払いたいくらい...』
ヒロちゃんは訳がわからないと首を傾げてこちらを見た。
「なにこれ!?」
捲られないようにと着てきたワンピースを脱ぐとヒロちゃんの悲鳴に近い声が部屋に響く。
『ヒロちゃんシーっ!』
「なによあんたこの痣!」
『誰にもいわないでね』
この間あったことを説明すると段々とヒロちゃんの顔が険しくなっていくのがわかる。
「本当許せない!何が色目使ったよ!名前が色気ムンムンだからってひがんでんのよ。亮ちゃんに振り向いて貰えないからって何処まで根性曲がってんのかしら!」
『みんなには言わないで』
「あんた章ちゃんと約束したじゃない、何かあったら言うって」
『そんな簡単に言われへん。万が一亮の耳にでも入ったら何するかわからへんし。その為に早く来たんやから』
「そうだけど...」
『ヒロちゃん、お願い!信ちゃんとのご飯セッティングするからこれ綺麗に隠すか衣装チェンジして!』
「...約束よ?」
『任せて!』
「はぁ...ん〜ここまで大きくて色が濃いとリハまでに隠しきれないわよ。衣装何か探してくるから待ってて」
『ヒロちゃん好きや〜!』
「女に抱きつかれても嬉しくな〜い。ほら、さっさとワンピース着なさい。それにしても派手にやられたわね」
『ヒロちゃん痛い!優しく!痛いって!』
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「名前〜!」
着替えて楽屋に入ると亮が抱きついてきた。衝撃が強くてお腹に痛みが走る。
『んっ...亮、苦しい!』
「どこ行っとったん!荷物あんのに居らんから探したんやで」
『ごめん、ヒロちゃんと喋ってた』
「やっと会えた〜」
「楽屋でイチャイチャするのやめて欲しいわ〜」
「まぁええんちゃう?3週間会われへんかったんやし」
「亮ちゃん我慢したもんな」
「楽屋の外でやってバレよりはええやろ」
「そろそろ呼ばれんぞ、離れとき」
「はーい」
「やけに素直やな」
「関ジャニ∞さんお願いします」
「よっしゃ!仕事しよ仕事!」
久しぶりに
(張り切ってんな亮ちゃん)
(名前の力は絶大やな)