INFINITY | ナノ


「名前」

『んー?』

「話あんねんけど」

『うん、だからみつる来てるんやろ?』

充「なっ、なぁ今度ここにステージでも作ろうと思うんやけどどう思う?」

「あぁ、ええんちゃいます?」

『で?』

「あぁ、俺実は」

充「あっ、あ、そうや!名前ちゃんだし巻き作ってん、食べる?」

『食べる食べる!ありがとうござ「俺さ!結婚してん」

『そんな役やった?今回のドラマ』

充「そっそんな役やったやんか!なぁ!」

「ドラマやなくて!現実に」

『えっ、何言うてんの?冗談きついわ亮〜ねぇ充さん』

充「ほっほんまになぁ」

「冗談ちゃうねん。ほんまやねん。結婚してん俺」

充「はぁ...」

『...誰と?』

「この世界の人やないねんけど、子供もおる人」

『...ッ何言うてるかわかってんの?』

「わかってるよ」

『みんなは?みんな知ってんの?』

「マネージャー達は知ってるけどメンバーは知らん」

『っ...なら何で話したんっ?』

「名前にならわかってもら『何を?』

「えっ?」

『私なら応援するよって言うと思ったん?マネージャー達に反対されてメンバーに反対されてもファンが離れても...私だけは...ッ...亮の味方でいると思ったん?...幸せになってねって言うと思ったん?』

「今までどんな事あっても...いつも味方でいてくれてたの名前やったから」

『ッ...何でかわからんの?』

「元カノでありメンバーやからやろ」

『どんだけ鈍感なん自分アホちゃうん...』

「ごめん」

『...もうええわ。充さんごちそうさま』

充「あっ、名前ちゃん!」



「そうなりますよね」

充「何で名前ちゃんが泣いてたのか、味方でいたのかわからんのか?」

「...」

充「好きやったからやんずっと」

「...えっ?」

充「反対されて別れてからもずっと好きやったからやろ。...認めてもらうのに必死なんはわかるけど、人傷つけていいわけちゃうで」







『っ...バカみたい』






(名前ちゃん涙たむっちゃ出てる!すごっ!)
(目薬ちゃうの?)
(目薬ちゃうよ!本当に泣いてます!)
(よっ、名女優!)
(名前振るなんて嫌や〜)
(仕事やろ)
(名前以外となんて嫌や〜!)



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -