:: summer | ナノ


星が瞬くこんな夜に

「暑い…」「暑いと思うなら、ひっつかないでよ」「あーなんか、お前の肌って冷たいんだよな」「え?」「それにスベスベしてるから気持ち良いな」「ちょ、二の腕揉まないでよ」「なに言ってんだよ。こういうことができるのは、彼氏である俺の特権ってやつだろ?」「意味分かんない。それより、夏休みの間にあたしの部屋に持ち運んだ自分の物、そろそろ寮に持って帰ってよ」「…このまま、お前とここに一緒にいたいんだが……」「…持って帰るのが面倒なだけでしょ」

長期休みの間は、一樹会長が牡羊座寮から自分の荷物を持ちだして住みつきます。


透明な君に恋をした

「なにこの気温…。異常気象?」「去年は40度超えたところもあったからな…。今年もそうなるんじゃねーの?」「最悪」「じゃあ、海とか行くか!?プールでもいいぞ!」「夏バテ気味だからパス」「それはいつまで経っても家に引きこもってるからだ!ほら、出かけるぞ!」「いーやーだー」「お前の水着姿が見たいっていう俺の気持ちも分かれよ!」「バカじゃないの?」

で、結局海に行く。刺青が目立つから嫌だという理由で、パーカーは着用します。一樹会長、どんまい!


遠(近)距離恋愛

「一樹先輩!夏休みですよ!!」「おーいつも以上にテンション上がってんな」「だってお休みですよ!長いお休み!夏休みって単語だけで楽しくなりませんか?」「ははっ、そんなお前を見るだけで俺は楽しいよ」「っ!?またそんなことをサラッという…」「ん?茹でダコみたいに真っ赤になってるぞ?」「むむっ、こ、これは夏のせいです!ぜんぶぜーんぶっ、夏のせいなんです!」「まぁ、そういうことにしといてやるか」「うぅっ、一樹先輩のいじわる!」

普段会えない分、夏休みにはたくさんお出かけしたいんだろうけど、二人とも多忙なのはご愛嬌←


flower crown.

「夏だなぁ」「夏だね。今年の夏はどうするの?」「聞いてくれ!いろいろ計画立てたんだ!」「ふふっ、どんな計画?」「生徒会の奴らと花火大会に行くだろ?それから、誉のプライベートビーチにも行くし、桜士郎とこの前話した遊園地に行くぞ!」「楽しそうだね」「もちろん、お前は全部一緒に行くよな?」「いいの?」「今更何言ってんだよ。俺の計画の中にお前がいないなんてありえないだろ?夏休みはちゃーんと予定空けとけよな!」「っ、うん!楽しみにしてる!」

高校二年生くらいの夏をイメージ。この頃の一樹会長は無邪気だなぁ、と思います。


loop.

「なぁ、今年の夏祭りは二人で行かないか?」「二人で、ですか?生徒会のみんなは?」「あいつらはそれぞれ約束があるらしくってな…。というわけで、暇なのは俺とお前だけなんだ」「じゃあ、私も忙しいってことにしてください」「んなっ!?冷たいじゃねーか」「会長なら、他にも一緒に行く人いるじゃないですか」「俺は、お前と二人で行きたいんだ」「なんですかそれ」「ごちゃごちゃ言わずに、黙って俺についてこい!絶対に楽しいぞ!」「もう…。今回だけですよ」

冬馬がいたら、花火大会の会場で偶然出会った風に装って、合流していろいろ邪魔してくる。


深愛

「不知火くん、見てみて!」「あ?なんだそれ?」「じゃじゃーんっ!かき氷機でーす!」「どっから持ってきたんだよ」「宗次郎さんが貸してくれたの!ねぇ、不知火くんは何味がいい?」「俺は別に…」「あたしのオススメはね、宇治抹茶にいちごかけて、ブルーハワイかけて、それからレモンとメロンとあとあんこと…」「お前、冗談で言ってんだよな?」「え?全部かけると美味しいよ?」「あー…ブルーハワイだけでいい」「はいっ!かしこまりました!」

だんだんグレぬいの扱いに慣れてきた頃。もちろん、シロップ全かけは冗談です(笑)

14/08/10


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