太ももに指を這わせれば大きな体が跳ね上がる。舌なめずりをしてギラグを見上げると私と違って色の濃い肌が赤みを帯びていた。
彼の人間姿は強面でとても怖そうに見えるが私はそうは思わない。だってギラグは図体の割に優しい性格をしているし何より可愛いもの好きと言う一面も持っている。
「お、おいなまえ!」
待て、と言うギラグの言葉にクツクツと喉を震わす。ベルトを外しチャックを下げる。服の上からでも分かるくらい膨張しているソレを取り出し指でなぞれば上から焦ったような声が聞こえた。
「なまえ!!」
「なぁーに? まさか止めろとか言うんじゃないでしょうね、こっちは準備万端なのに」
「ッ、」
五本の指に力を入れ握りしめればギラグが唾を飲み込んだ。上下に動く喉仏に噛み付く。上では舌で首を舐め下では指で奉仕する。ギラグの体が小刻みに震えているのを見て口の端が上がった。
「ねぇギラグ、私知ってるよ」
あのテレビに出てるアイドルで抜いてるの。そう耳元で囁くとギラグは目を見開いた。
あ、いや、あれは! あれは、何? ええーっと、さなぎちゃんで抜いて、いや違う! 何が違うのよ変態ロリコン。へん、たっ……?!
キョロキョロと視線を彷徨わせるギラグが可愛くて仕方がない。これがギャップと言うやつか。
顔を真っ赤にしながら慌てる姿に一笑する。立派に起ち上がっている人間の男の性器に顔を近づければ独特な臭いが鼻を通り抜けた。舌を出しべろりと舐めあげれば何とも言えない味がした。
「ばっ、やめ……!」
ギラグが私の肩を掴み自分から遠ざけようとする。私の肩を掴むギラグの大きな手を見てニヤリと笑ってみせる。先端に軽く噛み付けば手の力が弱まった。隙を見てぱくり、と口で咥える。
根本を指で、先端を舌で、使える全てを使う。ギラグを見ると完全に力が抜けているようだった。
「ひらふの、おおひい」
口に入りきらない大きさに少し眉を寄せる。頭を上下に動かせば喉の奥に当たる感触に涙が出そうになった。この行為をするのは初めてではない為苦ではないが、ギラグのはアリトやミザエルのと比にならないくらい大きい。動かすのを諦め音を立てて尿道の穴を吸い上げる。どろりとした液が口内に広がった。
「ん、ぅむ、ぢゅ」
「っ、……くッ」
ギラグが私の頭に手を乗せる。掴まれたかと思ったら無理矢理頭を動かされた。
すまねぇなまえ、と私に謝りながらも自身の腰をも動かす彼を見上げればこれでもかと言う程に瞳が涙で光っていた。
泣きそうになっているギラグの表情を見て不覚にもときめいてしまう。
「ん゛、んん゛、ふぐ、っ、む、あ゛」
「はっ、く、ぁ、ッ!」
ギラグが大きな声を上げた直後、勢い良く精液が放出された。口の先端から液が顎を伝ってボトボトと零れ落ちる。まだ中に溜まっているのを喉を鳴らして飲み込む。苦い。
ギラグが髪を掻き上げるように私の頭を撫でた。
「もういっはい、してい?」
咥えたままそう訊ねればギラグは頬を更に赤くし戸惑い気味に頷いた。
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はるな様からいただきました!
私があんまりギラグちゃんギラグ言っていたので…フヒィ!
ギラグちゃんはやっぱりぐう天ですね!?知ってた!大好き!
はるな様ありがとうございました!
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