novel


▼ 02+

「やあ、相月」
「お引取り願えます?私、寝たいんで」


あれから、1日1回は生徒会長にあってる気がする。
私何したよ。何、サボってたからか。まあ、それしかないよね。

・・・あー次テストいつだっけ。近いんだったら、サボらずに授業を受けるっていう手も・・・。

テスト近いっけ?、そう聞こうとしてやっぱりやめた。
なんとなく、聞くのは癪だ。


「君、頭いいんだっけ」
「・・・・・・世間一般論でいえば多分いいんじゃない?赤司くんほどじゃないけどね」
「ふうん。賭けしない?次のテストでよかったほうが「今の話聞いてた?ねぇ、一般生徒の意見きこう?君1番僕5番」だから?」


だからって言いやがったよ。この会長横暴です。
こいつ、絶対自分が勝たなきゃいやなんだろ?でも残念、


「私も負けるのだけは嫌なんで却下で」
「勝てるように頑張る、とかはないんだ」
「うん、ない」


1番と5番って結構な差あるからね、
えっと、誰だっけ、1番から5番の間の人たち。

噂と自分の記憶を照らし合わせると、まー結構努力をしてる人たちだった。
別に自分で見たわけじゃないからわかんないけど。


「だって、みんなすごく努力してるじゃん。さぶちゃんも、りょこたんも、緑間くん・・・緑・・・グリーンくんも。会長はどうか知らないけど」
「何?みんな知り合いなの?でもグリーン君はないと思うな」
「やっぱり?うーん、いいのないかなー」
「緑間でいいじゃないか」


だめなの?そういう、面倒くさそうな顔をされた。
別にいいんだけどね。ポリシーってわけじゃないし。


「でも緑間君の鉛筆欲しいなあ・・・。私、選択問題弱いんだよね」
「よく知ってるね。真太郎の鉛筆なんて」
「まーね!私をなめるなよ・・・なんて、本当は私の親友様が言ってたんだけどね」
「へー親友なんていたんだ」


・・・ちらりと彼を見ると、にやりと笑っていた。
性格悪いっス、この会長。みんな夢見すぎだよ。
だれだよ、赤司くん優しくってーって言ってたやつ。間違えてるよ、うん


・・・・・・明日から、ちゃんと授業を受けよう。


「いますよ、親友ぐらいー」
「ふーん。へーえ、まあいいけど」
「いいけどって言われる筋合いがどこにもねえよ」
「僕にさからうの?」
「うん」


即答しちゃ、いけなかったかもしれない。
地雷を、踏んだかもしれない。
・・・・・・・・生きて、明日を、迎えられないかも、しれない。

誰かが言ってた。
赤司に逆らったら・・・・・あれ?なんだっけ。

ま、覚えてないってことはそんなに重要でもないことで、


「・・・、まあ、いいや。本当は校長にでもちょちょいとして、なんかしようとか思ったけど。許してあげる代わりに、次のテスト。僕が勝ったら一つ言うこと聞いてね」
「え、いや、あの、なんかしようとしたって何、」
「うん?ああ、聞きたい?」
「ああ、なんでもないでっす」



今の会長の笑顔、撮ってみんなに晒したかった、某呟きの場所で晒したかった。
けど、それは命が危ない。本能的に悟った。
なんかってなんだ、こわい。

おずおずと話しかける。


「・・・じゃあ、私が勝ったら一つ言うこと聞いてくれるんだね?」
「まあ、いいよ、どうせ負けるから」
「・・・・・・、言っとけ。絶対勝つ」


ああああ、言っちゃった。負けず嫌いがログインしました。
こんにちは、勉強漬けの日々。


ああ、平和な日常はどこへ。


こんにちは、
(本当に面白い子。というかへんな子)
(あーあ、まー言っちゃったもんはしょうがない)
(負けられない戦いがここにある・・・っていうとちょっと気がまぎれる)


++++++

後に書くから後書き

変人ってどんな子ですか?こんな子でいいんですか?
へんじゃなくないですか?そんなこんなで、2話でした。

gdgdですが、生暖かい目で見てくだされば光栄ですー!





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