※会話文のみ







『あーひまひまひまひまー。ねぇレヴィ、私のために何か面白いことしてよ。』


「俺はボス以外の指図は受けん。」


『ケチ!このボス一筋野郎!』


「最高の褒め言葉だな。」


『う、おぉお…!!鳥肌立った……!!レヴィ、もう一回言って!』


「おいなまえ、レヴィで遊ぶなよ。移るぞ、ムッツリが。」


「ベル貴様!今なんと言った!!」


「あのさー、いちいち絡まないでくれる?」


「ベルセンパイがちょっかい出すから絡まれるんですよー。学習したらどうですかー?」


『君もだよフラン…。』


「……チッ。」


『え、舌打ち?フラン今私に舌打ちしたよね?』


「気のせいですよー。」


「はいはぁ〜い!喧嘩しないで子供達!」


「王子もう子供じゃねーし。」


「そういうところが子供なのよ。それより、ボスの付き添いで私とスクアーロは今から出かけるから、四人とも 大 人 し く 待っててちょうだいね?」


「えぇー…。」


「駄々こねないの、フランちゃん。もしこの屋敷の何処かを壊してごらんなさい。帰ってきたボスにコオォォされちゃうんだからね!」


『(なんで…ツンデレ口調なんだろう…。)』


「任せてくれルッスーリア。ここは一番年上である俺が責任を持ってこいつらを見張ってやる。」


「あらっ、ボス以外でまともなこと言えるのね〜。すっごい不安で不本意だけど、レヴィに任せるわよ。」


『トゲ…!ルッス、言葉がトゲだらけだよ!!』


「あぁ…任せてくれ…。」


「それに気付かないムッツリもどうかと思うけどな。」


「じゃっ、いい子にしててね〜ん!」


『…………行っちゃったね。』


「うっせぇのが二人同時にいなくなって清々したぜ。」


「ミー的には堕王子もいなくなれば良かったんですけどー。」


「なんか言ったかカエル…?」


「いーえー。」


「こらお前達!早速喧嘩するんじゃない!」


『あっはは!レヴィがパパっぽい!気持ち悪いー!』


「腹抱えて笑うほどか!?失礼な娘だ!!」


「そうですよー。思っても口にしちゃいけないのが礼儀ですよー。」


「一番お前に言われたくねぇ台詞だったな。」


「ミーここにいても面白くなさそうなんで、部屋に戻りますー。」


『えぇー、帰っちゃうの?』


「……なまえセンパイが何か面白いことしてくれるなら、別ですけどー。」


「ししっ、ハッキリしねぇな。」


「しょうがない奴だ。本当は構ってほしいくせに…。よし!俺がお前と遊んでやろう!」


「いえ、遠慮しておきます。」


『めっちゃ早口!てか喋り方も変わってる!目もマジだ…。』


「おもしれーもん見れた♪」


「ぬぬっ…照れているのかフランよ…。ならば俺の方からごはぁっ!!」


「遠慮しますって言ってるんですよー。イタリア語もわかんなくなったんですかー?」


『蹴った!術士が蹴ったよベル!なんか黒いオーラが見える!』


「幻覚だろ…。にしても鳩尾蹴るとか…エグイことすんなー。」


「…ぬうぅっ…おのれ…フランめ…ぐっ…!!」


『…あ、死んだ?』


「ボスに毎日蹴られてんだ、あれくらいじゃ死なねーだろ。」


「ミーとしたことが、少し本気になってしまいましたー。」


『(フラン…何者…?)』


「それよりどーすんだよコレ。もう他にイジるモン無くなっちまったじゃねーか。」


『あれ?そっちの心配?』


「いーじゃないですか別にー。あ、じゃあポーカーとかしますか?」


「やだ。お前いっつも幻覚でズルするだろ。」


『だから勝てなかったのかぁぁぁ!!』


「…なに、お前ずっと騙されてたわけ?」


「もー、なんで言っちゃうんですかー堕王子。」


「堕ちてねーっつの!あ゙ーホントに暇になっちまったぁー。誰か何かしろよー。」


『ボス早く帰ってこないかなぁー。』


「(子供が二人いますー…。)」


『そうだ!トラップしかけよう!』


「「トラップ?」」


『スクアーロが帰ってきたら頭に水がバシャー!みたいな!』


「ししし、ちょー楽しそー!」


「でもなんでロン毛隊長なんですかー?」


『だってそういう役じゃん!スクアーロって!』


「……あれ、なんでだろ…。否定できませんー。」


『よーし、じゃあ準備にかかろう!ベルはバケツに水入れてきて!フランはロープ!』


「なまえは何すんだよ?」


『ふふふ…もちろん、セッティングよ!!』









「着いたぜぇ、ザンザス。」


「今日一日お疲れだったわね〜。」


『(帰ってきたああああ!)』


「(喋るななまえ!バレんだろ!)」


「(センパイも声抑えてくださいー。)」


「すぐご飯の準備するわね。それまで談話室にいてちょうだい。ボスの部屋よりは近いから。」


「ああ。」


「俺は書類置いてからそっちに向かうぜぇ。」


『(え゙!?ちょっと待って!なんでボスが先にこっち来んのぉぉぉ!?)』


「(どうすんだよ馬鹿!これじゃボスがびしょ濡れになるぞ!)」


「(仕事帰りで苛立ってるし、コオォォじゃ済まされませんねー。)」


「(おっ、おい…!どんどん近づいて来るぞ!)…あーもう!王子知らねっ!」


「あ、逃げましたねー。さすが堕王子。てことで後はよろしくお願いしますー。」


『お前も逃げてんじゃないのよおぉぉ!!堕王子!腹黒ガエル!裏切り者ぉーっ!…こうなったら……!!』



――ガチャッ

バッシャーーン



『………。』


「………。」


ポタポタ…


『お帰りなさい☆ボス!』


「…何してやがる。」


『え!?ちちちょっと水浴びを……。』


「…この時期に、この部屋でか?」


『なんか今日暑くありませんでしたか!?私いてもたってもいられなくて!』


「じゃあこのバケツとロープはなんだ。」


『……えっ…と……ハッ!ほ、他の人も暑いんじゃないかなーって思いまして、その、私なりの親切心といいますか…!!』


「頭から水を被せることがてめぇの親切なのか。」


『え、あ、はい。不器用ながら……。』


「ほう…。」


『(あれ……怒ってない?)』


「みんな〜夕飯よぉ〜っ!」









バッシャーーン


「ゔお゙お゙ぉぉい!!いきなり何しやがるクソボスゥ!!!」


「…親切だ。」


「はぁ゙?」


『(やっぱりめっちゃ怒ってるーー!!)』











休日の過ごし方5








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久しぶりのギャグ、
超楽しい(^O^)←



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