※会話文のみ
『どおしよおおおぉすくううううう!!』
「ゔお゙っ!どうしたぁなまえ!!」
「うっせーな、王子の前では静にしてろよ。」
『それどころじゃない!私が悪いから後で謝るからとにかく来て!ボスの部屋に来て!』
「なにっ!?折り紙といい写真集といい、貴様また何かしたのか!」
「(折り紙…?)なまえセンパイ、反省って言葉知ってますー?」
『いいから来てえええ!!私もうどうしたらいいかわかんなくてええ!!』
「やだ!泣き出したわ!」
「と、とりあえずクソボスんとこ行くぞぉ…。」
「ゔお゙ぉい!ボスゥ無事か………あ゙ぁ!?」
「…ゔっ…クソ…ド畜生がっ…!」
「嘘だろ…。」
「ボス泣いてますねー。」
「なまえ、今度はボスに何をした!!場合によっては許さんぞ!!」
『わ、私、ただアニメのDVD見せただけだもん…!』
「何を見せたの?」
『あんパンがばい菌倒すやつ…。』
「ボスの部屋の大スクリーンで見るようなモンじゃねぇだろソレ。」
「アニメって時点で見ないわね。」
「なんでよりによってそれを見せたぁ!?」
『国民的キャラクターだもん!ほのぼのしてるんだもん!ボスが普段しないような表情が見たかっただけだもん!』
「最後に本音漏れてますー。」
「ししっくっだらねー。」
「なんでコイツ…何の疑いもなく自分の顔を分けてやるんだよ…!実はカバが裏切って、てめぇの顔からDNA採ってクローンとか作って反撃してきたら……!!」
「いやああっ落ち着いてボスぅぅっ!!」
「あんパンからDNA出るわけねぇだろ。」
「そもそもあんパンなら、もうそこら中で売ってますしー。」
『どうしようスクアーロ…。まさかボスがこんなにハマるとは思わなかったから…。』
「…いや、これは誰も予想できなかったぜぇ…。」
「あんパンの家族はなんであんなにパンを焼いたそばからカバ共に配ってんだよ…!せめて金もらったりしろよ…いい人の代表例かよ…っ!」
「悔しがるところおかしいですー。」
「どーすんだよ。こんなガチ泣きなボス、ヘタになんか言ったら殺されそーじゃね?」
「そんなはずはないっ!それを俺が証明してみせるぞ!」
『が、がんばれレヴィ…?』
「ボス、あんパンはとても心の広いあんパンなのです。だから裏切られるかもしれないとわかっていても、それでも、お腹を空かせているカバやウサギに自分の顔を分け与えるのです!それが自分の使命だからとわかっているからです!」
「るせぇっ!カバ共は友達だから裏切らねぇんだよっ!!」
「ごふぁっ!」
「…レヴィさん脱落ですねー。」
「さっきと真逆のこと言ってるぞぉ…。」
「ボスが友達って言ったわ…。鳥肌立っちゃった…。」
「なんかもうだりぃんだけど。ほっときゃ治るんじゃねぇの?」
『そっそれはダメだよ!こんなボスの下で働きたくない!』
「"こんなボス"にしたのはなまえじゃない。」
「…男だぜ…あんパン…!」
「ボスがおかしくなってますー。」
「ゔぉ゙いなまえ。てめぇがなんとかしろ。普段見れねぇような表情も見れただろぉ。」
『え゙っ無理無理。さっきのレヴィ見てた?』
「その原因をよーくよーく辿ってみろぉ…!」
「まぁ確かに、蒔いた種は自分でって、ジャッポーネのことわざであったよな。」
「堕王子のワリにいいこと言いましたねー。」
「しししっ、後で殺す。」
『そんな!みんな見捨てるの!?』
「見捨てるというか、関わりたくないのよ。」
『ルッスーリアまでっ…!』
「…見捨てるっつっても、ここで見ててやる。だからなんとかしてこいクソガキィ。」
『くっそ…!作戦隊長なら作戦立ててから見捨てろよな!行ってくる!』
「結局行くのかよ。」
「お気をつけてー。」
「まぁ!フランってば、心にもないことを。」
『ボッボボボスッ!』
「…おいドカス…なんでカビよりばい菌の方が立場が上なんだ…。」
『……え?』
「カビとばい菌だぞ。ばい菌は手洗いうがいでどうにかなるが、カビはなかなか消えねぇんだぞ。なのになぜばい菌が上なんだ。カビより優れた頭脳を持ってるからか?同じ単語しか喋れねぇカビよりも手先が器用だからか?赤いちょんまげオンナと同棲してるから…。」
『うわああああん!!もう堪えられないよおおお!!』
「逃げるなぁ!振り出しに戻るだろぉがぁぁ!!」
「暴力が無い変わりに、精神的にキましたねー。」
「ある意味、言葉の暴力ね。」
「もうわけわかんねぇよ。」
休日の過ごし方3
おいドカス共!あんパンのDVD全巻集めてこい!
ええええええーーー!!
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オチは無いんです。いつもオチとか考えずに書いてるんで。思いつきなんで。
気づいたらシリーズ化してる罠。
…ボスファンの皆様、ホントに申し訳ありません。
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