※かなり短い
※なんか後味悪い
晴れたーっ!いい天気だーっ!そんでもって非番だーっ!!
今日という日もどんなに待ち侘びていて、そして柄にも無くてるてる坊主なんて作ってみたりなんかして。
前々から天気予報は晴れを示していたのだが、天気は変わりやすいものだからね!信じられるのは己自身だとどっかの作戦隊長も言っていた。
そして、今日はその作戦隊長とデートなのです!
『おっはようスクアーロ!すっごいいい天気だよ!デート日和だよーっ!』
バァーン!と扉を押し開けて、大好きな彼の部屋へ転がるように入る。だが当の本人は、ベッドの上に膨らみを作っているだけで。
『え〜…。まだ寝てるの〜…?』
静かにベッドに近づいて、その脇のテーブルに置かれているボックスアニマル……アーロにもおはようと呟いて指でつつく。
チラリと視線を横にずらせば、気持ち良さそうな寝息をたてる、フェロモンたっぷりな恋人。
『(あぁもう…かっこいいなぁ…。)』
寝てる姿でさえキュンッと胸を締め付けられてしまう私は、もう相当重傷なんだと自覚した。手遅れだ、この病気は。
だがここは、心を鬼にして。
『スクー?ねぇスク起きてよー!いい天気だよー?デートしようよデートー!スクも非番でしょー!ねぇねぇねぇねぇ!起きないんなら私ベルとデートしちゃ』
「うるせえ゙え゙え゙ぇぇぇ!!!」
『あ、スク、Buon giorno!』
「呑気に挨拶してんじゃねぇ!朝から何だってんだよ、うるせぇじゃねぇかぁ!!」
何と言うことだ。朝の挨拶をしたらうるせぇと言われてしまった。明らかに寝起き第一声のスクアーロの方がうるさいのに。これからは挨拶しないように気をつけなければ。
『それよりスク!今日めっちゃいい天気なんだよ!』
「…だからなんだよ…。」
寝起きの重たい瞼で、私を見つめてくるスクアーロ。だるそうに上半身を起こすと、スクアーロの長い髪が肩から前の方へ流れてきた。
『お互い非番でしょ?だからデートしたいなぁー…なんてー…。』
私はベッドの上に登って、スクアーロの隣に座る。ボサボサの頭を手で梳き、少し躊躇しながら言ってみる。
スクアーロが私のこの態度に弱いことは知っている。だからあえて、こんな卑怯な手を使ってしまうのだが。
「…まぁ、確かに非番だがなぁ…。たまにはいいか…。鍛錬は明日でも出来る、かぁ…。」
『やったぁ!スク大好きー!』
モヤモヤしているスクアーロの思考が変わらないうちに抱き着いて、大好きの気持ちを言葉と態度で表せば、すっかり丸め込まれてしまう。
私はスクアーロに見えないようにこっそりと笑うのだった。
これも好きだから出来るの!
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二人が幸せなら、
それでいい(^O^)←
最近スクアーロも書けない…。
マジこれなんて病気?
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