※会話文のみ







『ルッスーリアアアアア!!』


「あらあら、今度はなぁに?」


『ベルが私のクマ…ズタズタにしたの…!!』


「(クマ…?)ひどい事するわねぇ。」


『部屋中綿だらけにぃ…!』


「(あぁ、ぬいぐるみね。)でもなまえじゃなくてクマで良かったわね。」


『そっ…うかもしれないけど、でもひどい!』


「まぁやり方は、ちょっとアレだけど。」


『この前もスクアーロに髪引っ張られたんだよ!?』


「スクちゃんが?」


『いきなり近づいてきたと思ったら、私の髪わしづかんで叫ぶんだよ…。意味わかんない…。』


「(不器用ねぇ…。)スクアーロだってわざとやったわけじゃないわ。きっと。」


『いーや、あれは本気だった!ハゲるかと思ったんだもん!』


「(そんなに力んでたのスクちゃん!!)」


『フランも毛虫の幻覚ばっかり見せてくるし…。』


「…え?」


『ボスは会う度に蹴ってくるし…。』


「それはいつものことだと思うわ。」


『私みんなに嫌われるようなことしたのかなぁぁぁ〜…。』


「やだ、泣かないでちょうだい。私が泣かせたみたいじゃない。」


『だってぇ……ぐすっ。』


「…ちなみに聞くけど、レヴィは何もして来ないのかしら?」


『レヴィは…ぐすっ…ほら、今もあの廊下の角にいるじゃん…。』


「(不器用過ぎよ!あんたたち!)」






泣け!泣け!泣け!




「ししっ。こいついつもなまえと一緒に寝やがって…。」

「あいつの細っこい腕なんて掴めるかぁ!!」

「虐めたくなるんですよねー…なまえさん見てると…。」

「……フン。」

「……なまえ……!!」


泣く分君は愛されている。




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なんだこれ。



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