※少しだけ注意…?
彼の大きな手の平が私の頬を撫でる。その感覚がくすぐったくて思わず肩がピクリと動いてしまう。しまった。彼はすぐに調子に乗るから、なるべくしないようにしていたのに。やはり彼は私の反応が良いのを面白がり、機嫌も先程よりも良くなり今度は空いていたもう片方の手で私の体を撫ではじめる。あ、あぁ、ごめんなさい許して。口から出た言葉は彼には届かない。なぜならその手が止まらないから。
『レ、ヴィ』
「綺麗だ…なまえ…」
そんな。反則だ。こんな時に綺麗だなんて…!言葉では拒絶するが体は彼の言葉に素直に喜んだ。熱い、体が熱いよレヴィ。どうしよう。モヤモヤ考えていたら彼の頬から一筋の汗が伝うのが見えた。あぁ貴方も熱いのね。私だけじゃなかったのね。彼の目を見つめていたらどうしたと聞かれた。あぁ貴方はどうしてそんな優しい声なの。少し低めの声が私の耳から脳へ、そして全身へと反響してとても心地好い。彼の手から伝わる体温も安心する。…ねぇレヴィ、私が今何を考えているか当ててみて。
私の思いが通じたのか、レヴィはいたずらしていた手を止めて、そっと顔を近付けた。私の予想通りだわ。
キスする三秒前
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レヴィ怖いレヴィ怖い^q^゙
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