お昼寝とは、人生において必要最低限の習慣であり、私にとって生活の一部である。ふかふかのベッドも捨て難いが、談話室のソファーも大好きだ。そんなわけで、今日は談話室の気分なのでそっちで寝てみることにした。
『やー、さすがはヴァリアー邸のソファーだね!』
「そりゃあ良かったなぁ…!」
ちなみに、談話室は私一人ではない。拳を強く握りしめてわなわなと震えているのは皆さんご存知スクアーロ。そしてなぜわなわなしているかと言えば、私がスクアーロの膝枕で寝ているからである。うん、きっとそうだ。
「てめぇ人を何だと思ってやがる。」
『私が寝たいソファーにスクアーロが座っていただけの話よ。ノープロブレム。』
「問題ありまくりだぁ!」
何が問題だと言うのだ。スクアーロはただこのソファーに座って新聞を読んでいただけじゃないか。私なんて無視してまた新聞を読めばいいじゃないか。
『というわけでおやすみっ!』
「ゔお゙ぉいっ!!」
もう横になった時点で眠くなっていたの●太くん体質の私。目を閉じればもう夢の世界へ誘われて……。
「…ほ、ほんとに寝やがった…。」
スクアーロは行き場を無くした拳をゆっくりと開いた。そしてそのまま、なまえの髪を優しく撫でることしか今のスクアーロには出来なかった。
「俺の気も知らないで…呑気なもんだぜぇ…。」
必要最低限の物
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膝枕^q^はぁはぁ
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