「なまえ」
『あ、菅原先輩!おはようございます!』
「おはよ〜。二人でいる時は?」
『こ、孝支、くん』
「良くできました!」
『ちょっとやっぱり恥ずかしい…』
「ははっ。その内慣れるべ。ところでなんか嬉しそうだな?」
『わかるの!?』
「当たり前だろー?なまえの事は誰より見てる自信あるべ?」
『うっ、さらっとかっこいい事言わないでくださいー』
「ごめんごめん。で?何かあった?」
とても楽しそうな彼はきっと彼女が照れている姿を見て楽しんでいる。これが1つ歳上の差と言うものだろうか。彼女にその余裕は勿論ない。
『特に何かって訳じゃないんだけどね、今日はちょっと特別な気がするの』
「今日?8月19日だよな…ごめん、俺何か忘れてる…?」
『あ、違うよ!8月19日を語呂合せみたいな感じで読んでみて!』
「8月19日…ハイキュー…あ!」
『解った?』
「ハイキュー、ハイキュウ、排球の日!」
『そうなのー!なんだか特別な感じしない?』
「確かに!俺達の日って感じする!」
彼女が何を言いたいのか理解した菅原はニコニコと嬉しそうに笑うなまえの頭を一撫でし微笑んだ。所詮高校生の部活。と言われてしまうそれに本気で望んでいる彼等からすれば今日が特別に思えるのも無理はない。
『私、孝支くんも孝支くんが好きなバレーもそれを支えられる事も好きで幸せだから嬉しくなったの!』
「ありがとなー。俺もなまえが居て、バレーが出来る事が幸せだべ!」
『えへへ、嬉しい。みんなにも教えてあげなきゃ!』
「だな〜。きっとみんな何時も以上に頑張るんじゃないかな〜。俺も負けてらんねーべ!」
だからサポートよろしくな!なんて少しばかり意地悪な笑みを浮かべれば望むところです!なんて意気込む彼女。きっと彼、彼女達にとって今日は特別な日になるのだろう。
Congratulations on the day of the Haikyu-!
16.8.19
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本日は819の日!と言うことで書きかけていた孝支くんでお祝いさせていただきました!笑
これからもずっとずっと好きな作品です。