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「『お疲れ様です(ッス)』」

跡「気を付けて帰れよ。特に天羽」

『そんなに子供じゃないんで大丈夫ですから』

この会社、いや、この部所は社長である跡部と昔から面識がある者が多い為帰りの際は今のように社長室へ出向き挨拶する事になっている。今挨拶したのは天羽、遠山、越前の新入社員とその教育担当の六人だ。
何故教育担当の三人まで同じ時間に上がりなのかと言うと、今日1日は最後まで面倒を見ろとゆう跡部の命令と天羽を一人で帰らせないでほしいとゆう不二のお願いからこのようになったのである。
そんな兄や跡部の気遣いを知らない天羽は仁王の所に来ていた。

『雅治先輩ー!』

仁「おお天羽。お疲れさん」

『お疲れ様です!私、雅治先輩と一緒に帰りたいです!!』

仁「すまんのぅ。今日は残業ナリ」

『えー。私雅治先輩じゃなきゃ嫌です』

鳳「我が儘言っちゃ駄目だよ天羽ちゃん。仁王さんも困ってるよ?」

『…仕方ないから一緒に帰ってあげます』

仁「(あの天羽がか。面白い事になりそうやのぅ)」

鳳と天羽のやり取りを見て何やら楽しそうにしている仁王に今度こそお疲れ様。と告げ、天羽は部所を後にした。

会社から駅までは徒歩で行ける距離の為、皆は話しながら帰っていた。

『何で越前くんも一緒かな』

越「それはこっちの台詞」

『うわ、可愛くないね』

鳳「まあまあ、落ち着いて」

『大体、何で雅治先輩じゃないんですか』

鳳「本当に天羽ちゃんは仁王さんが好きなんだね」

『はい!他の人も嫌いじゃないですけど、雅治先輩が一番好きです!!』

と、仁王の話をする天羽はとてもキラキラしていた。それを見ていた白石がふと思い出したかのように新入社員の三人に告げた。新入社員歓迎会をやる、と。

『あほべ社長さんの企みですかそれ』

白「企みて。まぁ一応、歓迎してくれとる訳やし、出るやろ?」

『二人は出る?』

金「ご馳走出るんか!?ならワイ、行きたいわ!」

越「出なきゃなんか言われそうだし出る。めんどくさいけど」

『じゃあ私も出ようかな』

桃「なら決まりだな!」

そう桃城が言ったところで調度駅に到着。皆はそれぞれの電車に乗り、帰って行った。

「みんなで仲良く帰う!」
雅治先輩もいてほしかったけど。
(仁王、やけに楽しそうだね)
(なーに、ちょっと面白いものが見れただけじゃき。気にする事なか)
(相変わらず、天羽の事になると嬉しそうだね)
(何だ、天羽がまた何かしたのか!)
(弦一郎は少し黙ってようか)

三人がこんな話をしていたのはまた別のお話。

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やっと入社1日目が終了
です。いやー、長いな←
次回は兄弟が出ますよ!


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