05


朝いきなりの決定に天羽は早くも辞めたい衝動に刈られた。
基本的に興味がない事に対して見向きもしない性格の為か鳳に対して全く従うつもりがないみたいだ。
今も既に用意された机に頬杖をつきながらボーッとしている始末。
突然隣で大声を出され天羽は勢いよく横を向いた。

金「わい、遠山金太郎や!金ちゃんって呼んでな!よろしゅう」

『え?あ、私は不二天羽。よろしく』

金「不二ってあの不二なんか!?」

『どの不二?』

リョーマ「不二周助先輩っしょ」

『君は確か…誰だっけ?』

リョーマ「越前リョーマ。あんたちゃんと話聞いてなかったの」

『あんたじゃなくて天羽ですー。君こそちゃんと話聞いてなかったんじゃないの?』

二人は睨み合う。火花が散っているかのようにも見えた。仲裁に入った金太郎なんてまるでそこにいないかのように無視だ。
金太郎があたふたしていると突然リョーマは黙った。否、声を出せなくなった。金太郎の教育係りである桃城に頭を殴られたのだ。

リョーマ「いってぇ」

『ざまあみろー』

鳳「天羽ちゃんも、もう辞めなよ」

『鳳さんには関係ないです』

鳳「天羽ちゃん」

『ご、ごめんなさい』

リョーマ「それぐらいでビビるなんてまだまだだね」

『リョーマくんに言われたくないけどね』

金「まあまあ、ここはせっかく同期なんやし仲良くせなあかんで!」

桃「そうだぜ!」

白「せや、今日1日は全員を紹介しいへん?」

鳳「それいいですね。賛成です」

『えー私リョーマくんと行動するの嫌です』

リョーマ「俺から願い下げだね」

金「ほな別々でええやん!その内仲良くなればええんやし」

『金ちゃん頭いい!じゃ、鳳さん行きますよ』

鳳「あっちょっと待ってよ天羽ちゃん!」

「新入社員にムカつく人見!」
絶対、仲良くしないから。
(先が思いやられます)
(まっ時間はまだあるんだしいいんじゃねーか?)
(せやな。俺らも頑張らなあかんな)
(そうですね)

三人がこんな話をしていたのはまた別のお話。

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こんなんで鳳くんと無事に
付き合えるのだろうか?←
さて次回は誰を出そうか。
因みにその内天羽ちゃん
の呼び方も変わってきます!

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