「この船の船長に会いたいんだが」
「はぁ!?なんだてめぇ!見知らぬ奴をオヤジに会わせるわけねぇだろ!やっちまえ!」


「なんだァ?」
「白ひげ、今お前は幸せか?」
「…あァ?なんだお前ェは」
「幸せか?」
「家族に囲まれて幸せじゃねェわけがねェ」
「そうか」
「何の用だ?」
「それを確認したかっただけだ」
「はァ?」
「そのまま幸せに生きろよ」

じゃあなと言って立ち去った男には、どことなく見覚えがあった。昔、同じ雰囲気の男がいたような−−。
−−噎せ返るような鉄の匂いを感じたような気がした。
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