とりあえず名前→ライナス・オールドリッチ(L.A)
純血家、光側の半純血の子供。父親がオールドリッチの当主、母親はマグル生まれの魔女。資産もそれなり。
今までの当主は別に純血に拘ってる訳じゃなかったけどやっぱり純血との出会いが一番多いわけで、結果として純血だった。ウィーズリーも純血ならまぁそんな感じなのかなって。

寮はグリフィンドールかハッフルパフ。
シリウスとは元々知り合いで、好きになったのは主から。告白してなんとか恋人にって感じだと思う。
シリウスが黒犬のアニメーガスであること、リーマスが狼人間であることは知ってる。ペティグリューとポッターがアニメーガスなのは知らない。

仲がいいのはリーマス、(シリウス)、嫌いなのはポッター(ジェームズ)、ペティグリュー、闇の魔術に傾倒している奴。エバンズは好きでも嫌いでもない。どっちかと言えば好き。
スネイプは闇の魔術に傾倒するまではそれなりの関係だった。魔法薬学について聞いたりはしてた。
寮で判断することはないけど闇の魔術に傾倒した時点で関わることは無い。
スネイプが闇の魔術に傾倒し始めるまではポッターにもシリウスにも苦言を呈してはいたし、見かけたら止めてた。

ハリーがホグワーツ入学後は生徒としてホグワーツに通ってる。シリウスは大事にするだろうってことで小さくなって一緒にグリフィンドールに入学(入寮?)してる。
知ってるのはダンブルドア、マクゴナガル、マダム・ポンフリー(怪我病気の時に困るだろうし)。
教員じゃないのはスネイプ先生と折り合い良くない(闇の魔術に傾倒してたところ)のもあるし、教員側には彼がいるからっていうのもある。
各物語の極のところでは自身に目くらましをかけて遠くの方から手助けするぐらいはしてた。遠くからエピスキーするとか。ポンフリーに薬届けるとか。

ちなみにもし万が一シリウスが本当に裏切り者だったら
「お前じゃねぇんだよな、シリウス」
「いいや、俺だぜライナス」
真っ直ぐ視線を向けてそう言ったシリウスに、ライナスは十数年と想い続けていた彼への想いがさっと消えるのを感じた。
「そうか。俺が好きになったシリウス・ブラックは死んじまったんだな」
「…どんな俺でも愛してるっつったのは嘘なのかよ」
「俺が愛するシリウス・ブラックは闇の魔術を何よりも嫌っていたし、俺が知っているシリウス・ブラックは何より大事にした親友を裏切るような奴じゃない」
酷く冷たい声で、敵に向けるような目で、ライナスはシリウスを切り捨てた。
「お前は俺の何よりも嫌悪するものに成り下がった。…失せろ、ブラック家の長男」

闇の魔術をこの世の何よりも嫌う子。シリウスのことを確かに何よりも愛していたけれど、闇の魔術に魅せられた時点でそれは自分が愛しいと思った男ではなくなった。
通常ルートでは
「シリウスの何もかもを愛してるよ、俺は。リーマスが俺とシリウスは合わなそうだと思うのもまぁ分からないではないけど、俺はシリウスの真っ直ぐなところも考え足らずなところも、身内にはどこまでも優しいところも、ガキっぽいところも、あいつのいいところも悪いところも全部が好きなんだ」
って感じ。何となくリーマスにしたけどリーマスはこんなこと言わなそう(確信)


あの日
「ふっざけんな!!あいつが親友を裏切るわけないだろ!?ダンブルドア!あんた本気であいつだと思ってるのか!?」
「しかし、儂は彼本人から聞いておる。秘密の守人は、シリウス・ブラックその人であると」
「あいつなら自分を囮にするくらいする!ペティグリューとリーマスから話を聞かせてくれ!」
「…ライナス。ピーターは死んでしまったのじゃ。彼は、シリウス・ブラックにより、人差し指だけになってしまったのじゃよ」
「だから…!ポッターとエバンズを殺したのはあいつじゃない!クソ!話にならない!シリウスのところに行く!」
「待ちなさい、ライナス。…シリウス・ブラックはもうアズカバンの中じゃ。君が何と言おうと、秘密の守人は彼だった。そう儂は証言したし、間違っていたとも思わんよ」
「な…っ!!」
「もうお帰り、ライナス。君に必要なのは、ゆっくり考える時間と、そう、暖かいココア。儂はゆっくり考えたい時はいつもココアを飲むんじゃ。君も暖かいココアを飲んで、暫くゆっくり考えておいで」


アズカバン
「…脱獄?シリウスが?」
「うん。君はシリウスを庇うけど、ホグワーツに入る手引きなんかはしないよね?」
「どうかな。でも、シリウスなら何か目的があって脱獄したんだと思う。もちろん長年計画していた可能性もあるけど、俺はあいつが何かに気付いて…もしくは何かを知って脱獄したような気がする。…ただ、それが何かが分からない。――俺はあいつのためなら何でもしてやれるし、何でも捨てられるのに…なんで証拠の一つも見つけられないんだろうな」
そう言って、ライナスは悲しそうに笑った。
怒りさえも疾うに超えた、自分への絶望を奥底に埋めた笑顔だった。

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