世界に絶望していた。全て無に還ることが出来たら良いと思っていた。決定的な出来事があった訳でもない。両親が私を空気のように扱うのは幼い頃から変わっていないし、人と関わらないからいじめも受けていない。ただ、ただ漠然と、生きていくことが耐えられなかった。独りよがりに自ら命を絶った。そして、罰を受けた。輪廻転生は私にとって救いなどではなく、罰だった。 ← / → back