「これ、仕事で作ったからアンタにやるよ」
思い出したかのようにジュダくんが私にポイっと渡してきた物。それは…

「香水…?」
「そ。俺が使ってるやつとwarms用にとちおとめの香りのやつ。どうせならアンタ持っとけ」
ジュダくんは普段通りなんにも気にしてないけど、私は香水ってけっこうすごいプレゼントだと思う。
ので顔がいつもよりニヤニヤしてしまうのは許して欲しい。
だってジュダくんが普段使ってる香水だよ?
これがあれば、忙しい時も、1人の夜も、お風呂上がりにもジュダくんの香りに包まれることができてしまう。あぁ、なんて幸せなの。
「言っとくけど次から俺と会う時はとちおとめの方付けてこいよ。一応アンタのこと考えて香り作ったし」
え…?普段香水を付けてない私のことを考えて作ってくれたの…?
その言葉を聞いてニヤニヤ以上に顔が熱くなる。
私がときめいてるのに気づいたジュダくんがイジワルな笑顔で「何?期待してんの?」と言いながら顔を近づけてきた。

愛されリバーシブル


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