▼無知な巨根中学生×ビッチ教師
無知な巨根中学生×ビッチ教師
※喘ぎ攻め
席が一つしかないせいで、教室がやけに広く見える。
背筋をピンと伸ばした生徒が一人、おそらく扉が開く前からこちらを見つめていた。
彼は垢抜けない黒髪をしているが、喉仏のある首やゴツゴツとした手の甲は、すでに大人の雄のそれだった。
「おはようございます、先生」
「おはよう、利人(りひと)」
この離島で最も若く、この中学校で唯一の生徒である利人はいつ見ても隙が無い。
彼の家は代々この島の長を務めていて、都会でぬくぬくと育った俺からすれば考えられない程厳しく育てられたらしい(島一番の美女・タヱさん75歳による情報)。
そのせいか妙に大人びていて、真面目ではあるが、年相応の無邪気さはあまりない少年。
正直なところ、接し方がよく分からない。
「……お前ってさ、ちゃんとオナニーとかしてる? いやこれセクハラとかじゃなくて、大事なことだからさ」
「はい……? 都会の言葉ですか? おなにい、せくはら……すみません、辞書を引きますね」
「いや、俺が悪かった。やめろ調べるな」
――――ムラムラして仕方ないはずの思春期男子が、性知識ゼロ。なんせここは年寄りばかりのド田舎だ。誰も教えてくれなかったのか……
利人の次に若いのが最近赴任してきた俺で、その次に若いのが利人の父49歳、という環境。
彼はスマートフォンも持っていないようだし、猥談をする相手もいないのでは、無知でも仕方がないかもしれない。
中学三年にもなってオナニーすら未経験なんて、可哀想なちんぽ。ちんぽの喜びもまんこの温もりも知らないとは、不憫すぎて涙が出そうだ。
「っあ……」
「ん? 何か言ったか?」
「い、いえ……何も」
哀れみながら黒板の方を向くと、利人は小さく声を漏らした。
もしやと思い自分の服装を見ると、ゴムの伸び切ったジャージが少しだけずり落ち、Tバックの紐がチラリズムしていた。
「ははあ、なるほど……」
知識こそない利人だが、思春期の雄であることに変わりはない。
純朴な童貞少年には、エナメル素材のドスケベTバックは刺激が強すぎた。彼は切れ長の目をかっぴらき、食い入るように俺の尻を見つめている。
「……っ……あ、あの、先生」
「おう、何だ」
「その……下着が」
「あ、そう。ふーん、気になる?」
珍しくうろたえている彼を前に、悪戯心がむくむくと湧き上がった。
とはいえ、さすがの俺も中学生のちんぽ(どうせ毛も生えそろってない包茎ちんぽだろ)に興味はないから、ちょっと揶揄ってやるだけだ。
Tバックの紐を指ではじき、どうした利人くん、と赤面する彼を弄ぶ。再び息を呑む声が聞こえてきた。
「……か、体を冷やしますよ。きちんと履いてください。先生は、体を冷やしてはいかんのだから」
「なんだそりゃ」
「だって……先生は、俺のお嫁さんですから。お嫁さんは体、とくに下半身を冷やしちゃいかん。子を孕めなくなるから……って、祖母が言うとりました」
「はっ?」
――――お嫁さん? 何言ってんだこいつ……
曇りなき眼が恐ろしくなってきた。俺は彼で遊ぶのをやめ、黒板にアルファベットを書き連ねる。
何もなかった事にして授業を始めるのだ。I want to have sex……あ、間違えた
「俺のお嫁さんになるために、都会から来てくれたんでしょう?」
背中に視線を感じながら、チョークのカツカツという音を大袈裟に鳴らす。勉強に集中するよう無言で訴えるが、利人もまた、無言で訴えてくる。自分の質問に答えろ、と。
「先生。ねえ、先生。みんなそう言うとります」
「違えよ。ここの前任が定年迎えたから俺が来ただけ」
「でも……タヱばあちゃんも、うちの家族も、漁師さんたちも、役所のおばさんも喜んどった。別嬪なお嫁さんが来てよかったねって。お、俺も……先生が来て、うれしくて」
「はは、なんだよそれ。初耳」
まさか、本気で言っているのか? たしかに俺はマゾメスビッチのおまんこ所持者だが、男だからお嫁さんにはなれない。孕むだなんてもってのほかだ。
もっとも、セックスの最中に気持ちが盛り上がって「孕むぅ〜〜〜〜っ」とか言う事はあるが――――利人はこちらをじっと見ていた。あれは本気の目だ。そもそも彼は冗談なんて言うタイプではない。
「先生」
「へ……っ、あ、なに」
「俺、はよう大人になって先生を養いますから。だからそれまで、ちゃんと栄養を取って、体を冷やさないようにしてくれんね」
「ぉ……お、おう……?」
彼は少し怒った様子で立ち上がり、俺のズボンを引っ張りあげた。Tバックがケツに食い込み、「んぉっ」と声が漏れる。
「心配せんでください。ちゃんと、幸せにしますから」
利人は赤くなった耳を隠すように髪をかき混ぜ、席に戻った。
彼はいつも姿勢よく座っているのに、その日は一日中前屈みで、時折生唾を飲み込み、何かを我慢しているような表情で俺を見つめていた。
***
週末の連休、俺はずっと都心のホテルで過ごしていた。
理由は単純だ。あの島にはセックスの相手がいない。だから休みの日くらいは、俺好みの巨根くんたちと目一杯遊ぶ。
本職は教師だと言うと彼らはすごく興奮して、俺の事を先生と呼びながら何度も中出しをキメてきた。先生、先生、と呼ばれると利人の事を思い出してしまって気まずい瞬間もあったが、あれはなかなか悪くないプレイだった……
「あーあ、今日からまたパコれねえ日々が続く……」
楽しい時間はあっという間に終わり、とぼとぼと校舎を歩く。廊下を這う毒々しい色の蜘蛛にも慣れ、もう驚きはしない。
「あ……っ、先生。おはようございます……」
「ああ、おはよう。なんだ、どうかしたか?」
「いえ……べ、別に……大丈夫です」
あのお嫁さん発言以降、彼は明らかに俺を意識している。というか、発情している。
日に日に余裕がなくなっていくし、ギラついた瞳を向けてきていると思えば次の瞬間にはぼうっと宙を仰いでいるのだ。
きっと性欲を発散できないせいだろう。オナニーも知らないのに、身近にこんなドスケベお兄さんがいるのだから(しかも彼的には未来のお嫁さん)
彼には悪いがどうしようもない。とくに今日の俺は、連休中抱かれまくっていたせいで多量のドスケベフェロモンが出ているはずだ。
ジャージの下にはキスマークがびっしりついているし、まんこもトロトロにほぐれている。多感な年頃の男が、これを感じ取れないわけがない。
「よし、授業始めんぞ」
が、これ以上彼を揶揄うと面倒な事になるだろうからやめておく。
俺は彼の嫁になる気はないし、この島での任期が終わったらさっさと都会に帰って自由気ままなパコパコライフを送るのだ。
欲に溺れるどころか溺死寸前の目つきには気づかぬふりをして、教科書を開く。
「前回の続き。35ページ開いて――」
「はぁ……っ、はぁ……っ う、せ、先生……」
「んー?」
――――うっわ、これはひどい…… 隠してるつもりだろうが、すげえテント張ってるし しかもなんだあの獣みたいな目つきは 俺に襲い掛かりたくて仕方ないって顔 ったく困ったやつだ、まんこが疼くじゃねえか……
「せんせ…… はあーー……っ お、俺、病気かもしれん……はあ、最近、体、変で……」
病気じゃなくてただの思春期だよ、と言ってみるが、利人は理解できなかったようだ。
苦しそうに体を丸め、潤んでいた目からはとうとう涙がこぼれた。
まさか泣くとは思わず、ギョッとして手を伸ばす。頭を撫でて慰めようとしたが、彼は俺の手を両手で握り、「ごめん先生」と涙声で謝ってきた。
「俺、先生の事、娶るのに……っ、病気になってしもうたら、先生の事幸せにできん、うう、う、旦那として失格じゃ、ぅ、っく……っ」
ごめんなさい、でも頑張って治すから、と必死に縋りついてくる彼に、不覚にもときめいてしまった。
だからといって娶られる気はないが、一応教師としてここにいる以上、思い悩んでいる生徒を突き放すわけにはいかない。
「わかったよ……とりあえず、このままでいるのはお前の体に毒だから……」
「せんせ……?」
パンパンに張っている下半身をツー となぞると、彼は大袈裟に体を揺らした。
「オナニー、教えてやる……」
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