太陽の腕に擁かれて


泣いてもいいかと問う前に 

押し付けられた君の肩口

背中に回る腕を掌を温もりを 

理解すると同時にぽろりと落ちた透明な雫

君はずるい、と涙声で罵ってみたけど

カラカラと太陽みたいに笑って全部包み込んでしまった

不器用で、でも誰よりも優しくて暖かくて眩しい

そんな君がずっと大好きだった


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