君と共に進む道に


震える身体を抱きしめて

一歩前へ足を踏み出した

背筋をピンと伸ばして

真っ直ぐ前を見つめて

また一歩、一歩踏み出した

後ろを向いて泣いていた君はもういない

儚く弱い君はいない

照らしてくれるんだろう?

悲しみも寂しさも何もかもを

消し去って

この殺伐とした世界に

光を

光を



- 10 -


[*前] | [次#]
ページ:




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -