小説 | ナノ



私の彼氏はすごく純情Boy。


かっこいいけど可愛いの。

そう氷帝テニス部R宍戸亮。


私と亮は一度別れてる。

亮がRから落ちた時だった。


すごく悲しかった。

でもわかってた。


亮にはテニスが大事で捨てられないの。

それから数日亮が萩之介を倒したって噂を聞いた。


そして亮に呼び出された。

久しぶりに見た亮は髪が短くなってた。


宍「名前、俺Rに戻れた。これも名前のおかげだと思ってる」


「私なんにもしてないよ」

宍「すっげぇわがままだと思ってる。だけどテニスもお前も諦めきれねぇ」

「それって…」


宍「俺とやり直してほしい」

「私でいいの…?」

うれしかった。


宍「俺にはお前しかいねぇ」

うれしくて涙が出てくる。


宍「ちょッ…なに泣いてんだ」

優しく抱きしめてくれた。

「だって…うれしいんだもん」


宍「ッ…お前には辛い思いさせたな」

「別にしてないよ…。だって亮はテニスが大事で…大切にしてた髪の毛まで切っちゃったじゃん。わかってるよ」


宍「名前…」

この時からよりを戻して今はラブラブにしている。

ッ…ラブラブではないけど。

だって亮が照れ臭いからいやって言うの。

「ねぇー亮」

宍「なんだ」


「手繋いで?」

右手を差し出してみる。

宍「なッ///馬鹿なこといってんじゃねぇ。激ダサだろ」

「じゃあもういい」

そういって岳人のところに向かった。


「岳人」

岳人に耳を貸してもらい理由を説明する。


向「んーあぁ、いいぜ」

「恋人繋ぎね」

亮の前で手を繋ごうとした。

宍「なにやってんだ!!名前に触んじゃねぇ」


行くぞって手繋いでくれた。

「えへへ、亮大好き」

宍「///うッうるせぇ」

耳まで真っ赤にしている亮はすごくかわいい。

「ねぇ亮、ファーストキスってレモンの味がするんだって」

宍「ぶはッ!!///ッゴホッそんなの誰に聞いたんだよ」


「んー侑士がね私と岳人とジローに熱く語ってた」

あれは面白かったなぁ。


宍「名前、」

「なに亮?きゃッ」

いきなり引き寄せられる。

宍「忍足のことなんか信じんなよ」


そういってムッとしている。

「亮、怒ってる?」

宍「怒ってねぇ。ただムカついただけだ」


嫉妬してくれる亮を愛しく思う。

宍「名前///愛してるぜ」

「知ってる」

亮を見上げるとキスされた。

私のファーストキス…。


亮にされたんだ。

///うれしい。 

亮はニヤリと笑った。


宍「なに味だった?」

「///…ミント」

私のファーストキスの味はミントだった。


それは私の大好きな人がいつも匂わせているもので。

大好きな人の色に染められているみたいでうれしかった。

照れ屋で可愛くて、テニスをするとかっこよくて。



私の好きな純情BOY。

純情Boy