小説 | ナノ



ねぇ、なんで最近はあの子といないの?

つかなぜあたしの部屋にいる。


ブン「名前!!お菓子ねぇの?」


「うるさいぶた!!だから太るんでしょ!?つか今日はせっかくの休みなのになんで美桜ちゃんといないの?こいつ馬鹿だぁー」

携帯を取り出して雅治に電話する。

「あ、雅治?あたし、」

[ん?誰じゃ]


「あたしだってば!!」

[あたしあたし詐欺するんじゃなか]

「うーわ、雅治に電話したあたしが馬鹿だった」

[ククッすまん。拗ねるんじゃなか]

「雅治なんか知らない…」


[名前、機嫌治しんしゃい]

「ばーか。つか聞いてよ!!ブン太、馬鹿だからあたしの部屋にいるんだけど!!」


後ろから俺は馬鹿じゃねぇって反論が聞こえるけどお菓子に夢中になってるみたい。

[ほぅ…。(ブンちゃんも気づきだしたんかのぅ)]

「なんか言った?」

[なんでもないナリ]


「でね、雅治」

あたしの手の中におさまっていた携帯がないなと思ったら後ろに立っていたブン太が持ってた。

ブン「何仁王と話してんだよ」

「ブン太には関係ないじゃん…。早く返してよ」

ブン「うっせぇ!!あー、仁王?お前何してんだよぃ。ふざけんなよ?じゃあな」

えぇ!?

何こいつ切ってんの?

意味わかんない。


ブン「じゃ、俺帰るわ。これ返す。じゃあな」

まじ意味わかんない。




すごく綺麗で。



窓から見下ろすとブン太の赤い髪が映えて綺麗で…。
期待させないでよ。
すごく泣きそうになった。