恋なんて、苺のへたを取るみたいにカンタンだと思ってた
玉虫色のお城、硝子ばかりのむこう側
お姫さまだってたまには悪役と恋がしたい
星屑の沈むたおやかなる夕べ
厳粛な木の根はいつかの花々を思い出す
蝶よ花よと云われぬ者たち
幸福の槌で打ち砕くされこうべ
あの日幾つもの光が産まれては消えていった
兵士は剣を、娼婦は愛をもってして戦うのです
水仙の苦しみなど分かるはずもない
きらめくままに群青の産声をあげた私たち
ピストルは甘えだと言う貴方はナイフで私を殺したの
天使の鎖骨が疼く星
彼と水平線で直角二等辺三角形を作ろう
ほんとのこと言うと、ちょっとだけスパイ映画に憧れてる
夜咲く花に捧ぐララバイ
パサパサのトーストを温んだ牛乳で流し込んだ朝
三流ホラーの甘ったるい恋人みたくなりたい(例え真っ先に死ぬ運命だとしても)
遥かなわたり風に溶ける、夢乙女の末路
ダーリン、不思議ね。まるで元から存在してなかったみたい
その気になれば真珠の涙だって流せる

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