ブラボウ、素晴らしい死体だ
明日にも御臨終の予定です
コウノトリを見失いました
遠く遠く、そのまた遠くへ行きたいの
星の欠片をがりりと噛んだ
もう死ぬ時間ですから離してください
好奇心を殺した猫
アグレッシブに逃げ惑う人々
麗らかな蛹は醜い蛾へと変わる
なんて曖昧なハッピーエンド
宇宙で一番静かな所
神よ神よどうして私を見捨てて下さらないのですか
赤いパンプスを履いた左足を知りませんか
こうして大人になって行くのだよ
浅き夢さえ見られぬのだ
肩甲骨は翼の名残では無く、只の骨であった
断罪が産声をあげた恩赦の夕日
戦争と愛とは似ていると思ふ
ファンタジィの限界
原罪故の無垢にどうかご慈悲を
乙女は唄う懺悔の詩を
弾丸は讃美歌を口ずさみ胸を貫く
懐古は我が唯一の自慰の手段
愛の為に戦うのでは無く、戦う為に愛するのだ
断崖に佇むのは天使ではなく自殺者だった
アダムは福音の調べを呪う
罪人の気怠げな断末魔
死者すら永久には勝てまい
人が弔うようになったのは何時からだったか
プロメテウスの如き首吊り自殺者の鳥葬
それでも世界は空虚に移ろう
世の狼はいつだって赤頭巾を喰らうのに
殺人犯は鉄条網を纏う
銃声が骨肉の始まり
生き血を吸って咲く花
薔薇とは言わぬ、せめて百合を
首切り役人の叡智(血も涙も、愛すらも捨てた)
鏡を嘲笑するドッペルゲンガー
囚人たちは月光に愛しき人の影を見る
魔女のような君は箒星になってサヨナラ
ルビーの唇は時限爆弾
薄氷の上の花園
魔法のように消えてしまいたかった
見えるかい、打ち捨てられた無残な君が
弾を一発、それでお終い
せめて愚鈍な振りをしてくれよ
あいつの形見は僕自身です
蜂蜜漬けの真っ赤なマニキュアの薬指
ほろ苦い大人の味、背伸びしすぎた恋だった
自傷の理由などないのです
泣きながら血まみれの腸を食んだ夜
貴方の唇は、やっぱり甘かった
本当は愛しくて愛しくて死にそうなくらい苦しいの
赤子の首を捻るより容易く死ねます
奴隷の領分
受胎告知エラー
純白のドレスが真紅に染まる時
独断と偏見で産まれました
子宮パンデミック(フェーズ6だってさ)

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