世の中にはプライドの高い人間とナルシストな人間がいる。私が思うに、この二つは根本で繋がっているのではないだろうか。ナルシスト、というやつは簡単に言ってしまえば"自分大好き人間"だ。対してプライドの高い人間は自分が無碍にされるのをひどく嫌い、一番でいたがる。
この二つは似ている。
自分が好きでなければプライドなんて高くても邪魔なだけだと馬鹿でも分かる。それだけ己を愛しているのだ。ナルシストなんて他人に知られたら引かれるだけの性質が不要だなんて阿呆でも分かる。それだけ己を誇りに思っているのだ。
少々超理論も展開してしまっているが仕方ない。自分の考えを正しく伝える事はとても難しいから。だからこの話を聞いて、多少の齟齬が生まれるのは致し方ない事なのだ。
「結局、何が言いたいワケ?生憎と、お前に構う時間は持ち合わせていないんだけど」
「怒らないなら言うよ」
「言わないと怒るけどね」
「…兵太夫はさ、プライド高いじゃん。それってナルシストな一面の現れなんじゃないかと、」
「黙れ」
「滝夜叉丸先輩と同、」
「名前はよっぽど死にたいらしいな」
その後、私名前は兵太夫においしくも何ともないお仕置きを受けた。内容は言うに憚られるのだけどこれだけは言える。正座をさせられていたせいで痺れてどうしようもない私の脚を遠慮無く掴む兵太夫は悪魔だ、と。
衿持とナルシスト
(サディストって選択肢を持ってないよね名前は)(自称サディスト程胡散臭いものは無、)(お仕置き第二段開始ー)(ぎゃあああ!)
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何が言いたいかがあまりにも分かりにくいですねこれ。泣けますねある意味で。
100404