ふれあって、きもち
※いきなり始まります
※ただのやおい文
「ギン、やっぱりこんなこと、」
「あかん…?ボクのなん触りとうない?」
「そういう訳じゃねぇけど…」
ギンの顔面に跨がって目の前に自身の性器を晒すというこの異様な状態に、日番谷は羞恥となんとも言えぬ背徳感を抱いていた。
自分よりも年若い相手とこういった行為に至るというだけでも良心が痛むのに、この状況は。
「冬獅郎、さわって」
「なあ、ほんとに…」
「さわって。」
少し語気を強く言われるとどうしても逆らえない。恐る恐る自分の目の前にあるギンのものに手を触れた。
「…っ」
ゆるゆると手を動かしているとそれはだんだんと育ってきて、ギンの息を飲むような音が聞こえてきた。
今までそれをこんな間近で眺めることなんてなかったし、自分から触れることもなかった。予想以上の熱さにひるんでしまう。
「冬獅郎、ええよ…上手や」
「ひ…、」
ギンのものを愛撫するうちにいつの間にか反応してしまっていた自分のもの。わざとそれに息がかかるようにしゃべられてはたまらない。刺激とも呼べないようなかすかな震えに喉がひくついた。
「お前の、あつい…」
「そら興奮しとるから」
「興奮、してるのか…?」
「当たり前やろ。冬獅郎にさわってもろてるんやから」
ここからでは表情は見えないが、きっととろんとした顔をしているのだろうと想像する。そうするとだんだんと目の前のものがいとおしくなってきて、こうするとどんな反応をするんだろうと思って先にちゅ…と口付けてみた。
「…ん、」
ギンから鼻に抜けた声が発されて、それを聞くともっと気持ちよくしてその声を聞いてみたいと思うようになって、それからは本当に大胆だった。
こぽ…と先から流れ出す蜜をべろりと舐めとって全体を口に含む。体格は自分とさほど変わらないはずなのに、日番谷の口には大きすぎるそれをくわえると自然に口端からよだれが溢れてしまう。
けれどこの体勢で顔を見られていないという状況が行動を積極的にした。よだれも流れるままに、ギンのものを夢中で愛撫する。いつもギンがやるように…と思い出して裏筋や先を唾液をたっぷり含ませて舌を絡ませる。
「…ん、」
「…んあっ」
焦らすためなのかなんなのか。今までさんざん放置され続けていた日番谷のものがギンの口に誘い込まれる。突然の刺激に、押し殺すまもなく声が出た。
「い、いきなりずる…」
「目の前でおいしそうに揺れとるんやもん、我慢できひん」
「なっ…!」
そんなこと言うなという非難の意味を込めて腹越しにギンに目線をやると、ニヤッと笑われて見せつけるようにゆっくりと自分のものを舐められた。赤い舌が薄い唇の間からのびてきてべろり。
「ぅあッ!」
視覚と触覚が直結して強い刺激になる。腹の奥がきゅんと疼いて余計に下半身に熱が集まった。
「かわええね。今ぷるんて震えたで」
「そ、いうこと…言うなって」
「やってかわええんやもん」
「ぁ、あ!」
わざとぺちゃぺちゃと音をさせるように舐められては堪えられない。
「冬獅郎、手が休まっとるで」
「だって、あ…っ!できな、」
ギンのものに手を添えて続きに及ぼうとするけれど、与えられる刺激にひっきりなしに声が漏れてうまく口に含めない。
「ほらほら頑張って」
「…なら、離せっ」
「二人一緒にやらなこの体勢の意味ないやん」
「…あっ!こら、や…っ」
ぐちゅぐちゅと音がするように抜かれて舐められて、日番谷の膝はがくがく笑う。体重をかけた腕にも力が入らず、ギンの体の上に上半身を突っ伏すかたちになってしまう。
「あっあ、ふ…ん、ゃっ」
「あ、とうしろ…っ」
お互いのものがくわえられる距離にあるこの状態で、上の者が突っ伏すとどうなるか。
「…ぁ、ごめ、」
日番谷はギンの欲望を頬にぶるんとすり付けるようになってしまって、耳まで赤く染まった。
すぐに起き上がろうとしたが相変わらず力は抜けたままで、支える腕は崩れ落ち、また勢いよく頬をぶつけてしまった。
「んぁ…っ、とうし、」
敏感なところにそんな風に思わぬ刺激を受けたギンのほうもたまらない。
意図的ではないにしても好きな人が自分の性器に頬ずりしている状況に興奮しないわけがない。一気に身体中の熱がそこに集まってきて、自分でも先走りが溢れてくるのを感じた。
「ギン、」
そこに顔を埋めたまま、根元まで伝ってきた先走りをちろりと舌を出して舐める。するとう…っと呻く声が聞こえてきた。
「気持ち、いいか…?」
竿をはむはむと横向きに口に含んでギンを追いつめようと奮闘する。するとギンのほうも負けじと激しく抜いてくる。
お互いもう意地の張り合いみたいになってしまって、いっそう夢中になって行為に没頭した。
「あっ、あ…ぁん」
「ん…、あかん…」
「い、きそ…っあ」
「ボクも…っ、くッ」
「…っ、ああッ!」
お互いほぼ同時に果てて、日番谷は転がるように市丸の上から崩れ落ちた。
はぁはぁと乱れた呼吸を整えて、ギンは日番谷の顔が見れるように向き直る。
「はぁ…ギン、あんま、見んな」
「ほんまえろい…」
達した瞬間に喘いでギンのを口から放してしまったせいで、日番谷の顔には盛大にギンの精液がかかってしまっていた。
垂れてくるそれを手でぬぐい、口に運ぶ。チロっと舐めてからやっぱ苦いなと苦笑い。
「おまえは…?飲んじまったの」
「うん、ごちそーさん」
「苦ぇだろ」
「ううん、甘かった」
「…ばか」
小さく悪態をつきながら、にこにこと嬉しそうにじゃれついてくるギンの頭を小突いた。
End
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えっとまずは言い訳…
6月9日のチャットで、今日シックスナインの日じゃね?みんなで書いちゃえって流れになりまして…
わたしには子ギンが割り当てられたのです\(^o^)/
そして某さんたちの素晴らしい69を見せつけられ、これはわたしも頑張らなければ!と…
頑張ったつもりなんですけどなんだこれ…
完全にやまも落ちも意味もないエロ文になってしまいました。ごめんなさ…
でも頬擦りひつんが書けて満足←←
読んでくださった方ありがとうございました!