レイラの初恋さまより拝借
日番谷副官パロ
三番隊執務室。
さぼりがちな上司を余所に、一人黙々と執務をこなす銀髪の少年。
日番谷冬獅郎だ。
「なぁ、構ってやー」
「そんな暇ないです」
「冬のけちー」
「誰のせいでこんなに書類が溜まってると思ってんすか!」
「え、ボク?」
「………っ」
日番谷の筆を持つ手はふるふる震える。こめかみにも青筋がうっすらと浮かんでいる。
隊長のくせに全く働かない上司と、副官であるのに人一倍テキパキと仕事をこなす部下。
同じ銀髪でも全くと言っていいほど真逆の性格。更に身長も凸凹なこのコンビ。
果たして上手くいっているのだろうか。
「なぁなぁ、まだ終わりそうにないんー?」
「あんたがこんなに溜め込んでるからでしょう!つーか副官にばっかやらせてんじゃねえよ!」
「しゃあないやん、ボク書類苦手やねんから」
「………それで済むと思ってんですか」
大きく息を吐いて、いつの間にか自分に腕を回していた上司に言う。
ついでに袷に入り込もうとした大きな手を捻ることも忘れない。
「やる気がないならもう帰って下さい」
「ヤる気なら満々やでっ」
「字が違います。片仮名にしないでください。つーか断る!」
「冬のいけず〜」
「………勝手に言ってろ」
こんな三番隊ツートップだが、何だかんだ上手くいってる様である。
**************
日番谷副隊長、たまに敬語忘れちゃってます。もしくは意図的か…。
隊長のセクハラを冷たくあしらってるといいv
やっぱり副官パロ好きだ(*´v`*)
台詞がお題です。
「やる気がないなら帰りなさい」「ヤル気は満々です」