「やっと着きましたね。…思ったより人が少ない気がしますけど…?」「新しく出来た植物園に客が行ってるんじゃないか。」「なるほど。でも人が少ない方がゆっくり見れそうですね。…何から見て回りますか?」「(楽しそうだな…。)…端から見て行くか。」「じゃあ地図を見ながらになりますね。」「貸せ。」「あ、はい。…この道を右、でしょうか?」「…左じゃないか?」「え?」「東は向こうだから、この分かれ道は左だろう。」「あ…、そ、そうですね…早く行きましょう!」「(…首が赤い。)そうだな。」「「…植物園…?」」「あ、レンちゃん好きそう!」「黒豹が植物園って…ぶふっ!に、似合わん…っ!!」「(あぁ、だから何時も温室に居んのか。)」「親友ちゃんもあの性格で花とか好きなんっ?」「レンちゃんですか?そうですねー、部屋で観葉植物育てるくらい好きなんですよー!」「意外やなぁ。」「そうですか?レンちゃんって何かをお世話するのが好きだってよく言ってますけど…?」「「(あぁ、成る程。それであの過保護ぶり。)」」(羊飼いと黒豹の意外な一面。)Prev Novel top Next